
フルタイム共働き夫婦が資産1億円を達成!経済的自由への戦略
資産1億円を貯める道のりは、自分たちが手に入れたい理想の未来を実現するための、一つの節目に過ぎません。資産からの収入を得て、経済的自由を達成したい。お金に困ることのない生活を手に入れたい。そういった強い思いが、結果的に大きな資産を作っていくのだと感じています。
この記事では、手取りが少ない、物価高で大変といった状況の中で、資産1億円を達成し経済的自由を手に入れたフルタイム共働き世帯専門のファイナンシャルプランナーが、どのようにして資産1億円を達成したのか、その具体的な戦略について紹介します。
ファイナンシャルプランナーだから資産を築けたわけではない
ファイナンシャルプランナーと聞くと、「お金に詳しそう」「家計管理が上手そう」「資産運用のことをよく知っていそう」と思われる方もいます。しかし、ファイナンシャルプランナーだから金融知識に詳しいかというと、実はそうではありません。
私自身、ファイナンシャルプランナーの資格は取得しましたが、その資格を取る前には、すでに資産運用の知識や経験を豊富に持っていました。それを補う形として資格を取得したというのが実際のところです。
大学を卒業して、多くの方がそうするように、就職サイトで会社を見つけ、面接を受けて内定をもらい、中小企業に就職をしました。初任給は額面で20万円ほどだったと記憶しています。給料をもらえば社会保険料や住民税、所得税などが引かれ、手取りではほとんど残らないということを経験しました。
その「手取りが少ない」という違和感こそが、自分で何とかしなければいけないという思いにさせてくれ、自分自身で資産運用の勉強をしながら資産を築いてきたように思います。そのため、私自身が経験してきたことというのは、フルタイムで働く会社員の方々にとっても同じように経験する道のりであると考えています。
金融業界の経験やFP等資格は必須条件ではない。
「金融業界で働かないと資産が増えないのか」「ファイナンシャルプランナーのような資格が必要なのか」といった疑問がありますが、決してそうではありません。
資産運用の絶対条件「先取り貯金」の大切さ
SNSを見れば、「貯金では資産は増えない」「貯金はインフレに負ける」といった論調があるのは理解しています。私自身も、確かに貯金というのはインフレに勝てませんし、大きな資産を築いていきたいと思った時に、貯金だけではなかなか自分たちが理想とする生活を手に入れられないと思います。
一方で、貯金をすることができなければ、いくら資産運用をしても投資の元本はなかなか増えていきません。元本が増えなければ、運用リターンも得られません。
リスクに対する注意喚起
もし元本が少ない状態で「より大きなお金を儲けたい」「短期間で儲けたい」という思いがあるのであれば、やっていることはとてもリスキーなことです。
資産運用をするにせよ、大きな資産を築きたいと思うにせよ、必ずやらなければいけないこと。それが「先取り貯金」になります。この考えなしに、お金が一生貯まることはありません。
SNSでの論調というのは、この先取り貯金ができた上で「貯金だけでは資産が増えない」と言っています。先取り貯金もできていない人が資産運用をしたところで、必ず大きな損失を出すか、もしくは途中で売却をして長く資産形成ができず、結果的に市場から退場することになるのだと思います。
先取り貯金というのは、資産を築く上で最も大切な部分であり、根底になる部分です。ここをおろそかにしてはいけません。私たち夫婦も、社会人になりたての頃から、手取りが少ない中で月3万円という金額を積立定期に回していました。この月3万円の積立定期というのは、今でも継続しています。
夫婦で協力し合う資産形成のステップ
資産を築いていく上で、夫婦で協力してやっていくというのは、とても大切です。
例えば、片方はゴルフが趣味、もう片方はヨガが趣味だとします。お互いの趣味にお金を使うことについて、合意の上で納得しており、今の生活を充実させることができているのであれば良いのかもしれません。ただ、将来に向けてより多くの資産を築きたい、子どもが生まれたときには教育費をしっかり出してあげたい、あるいは老後資金を準備したいと考えるのであれば、ある種の「選択」が必要になってきます。
今の生活を充実させているだけでは、生活水準はどんどん上がっていってしまいます。教育資金の積み立てや貯金、老後資金の準備といったものが後回しになりかねません。30代のうちならまだいいですが、40代、50代になるとそれらが現実味を帯びてきますし、介護の問題が発生したり、準備のための時間がなくなってきたりするという側面もあります。
資産を築いていきたいと思っているのであれば、まずは夫婦で協力して資産形成に取り組むことを話し合う必要があります。
具体的なシミュレーション例
一つの参考として、私たち夫婦がどのように資産運用を行ってきたかをご紹介します。私たちは「先取り貯金」の考え方を取り入れ、以下のような目標から逆算してシミュレーションを行いました。
| 項目 | 教育資金の準備 | 老後資金の準備 |
|---|---|---|
| 目的・背景 | 夫婦共に経験した留学を子どもにもさせてあげたい | 現在の生活水準(年間支出約400万円)の維持 |
| 目標金額・不足分 | 学費を含め年間1,000万円、4年間で合計4,000万円 | 年金でカバーできない月々20万円(年間240万円) |
| 実行計画 | 子どもが18歳になるまで約20年かけて積み立て。年利3%で逆算し「月々約10万円」を投資 | 4%ルールに基づき逆算。約6,000万円の資産を構築し、資産収入で賄う |
このように、自分たちが望む生活を実現するために「いつまでに、いくら、何のために貯めたいのか」を具体的に話し合い、シミュレーションを重ねてきた結果が今に繋がっています。目標に向かって日々二人で歩んでいくこと。そのために夫婦で協力し合うことが、何よりも重要だと感じています。
社会人の資産運用学習は実践あるのみ
社会人になってからの勉強というのは、自分の好きなことだけを勉強すればいいからです。
特に資産運用の勉強というのは、今の生活に直結しています。お金の心配をしない生活を手に入れたい、子供の教育費をしっかり準備してあげたい、あるいは将来の老後に備えておきたい。そうやって今の暮らしを守るためにする勉強というのは、非常に興味深いものになるはずです。
資産運用の勉強には、次のような特徴があります。
- 成果が可視化されやすい:勉強すればするほど知識が深まり、それに伴って成果が見えてくるのが社会人の勉強であり資産運用の醍醐味。
- 試行錯誤が必要である:最初は何が正しく不要な情報か見分けがつきません。効率の悪い方法を経験して初めて、自分にとって何が効果的かが見えてきます。
- 実践こそが最大の学び:情報を比較しているだけでは資産は築けません。まずはどんなジャンルの本でもいいので勉強し、一度やってみる経験が大切です。
もちろん、コアとなる大きな資金を動かしてはいけません。損失を出してしまえばリカバリーが難しくなるからです。まずは10万、20万といった少額で試してみるのが一つの方法です。本に書かれている内容が本当に再現できるのかどうかを自分自身で体験してみる。それが一番の勉強になります。
「損失を出すことを推奨しているのか」と思われるかもしれません。どうしても失敗したくないという気持ちになるのも分かります。しかし、分からないから不安なのであって、やり方を理解していけば、その不安は自信に変わっていきます。不安を解消するためにこそ、学習をして知識を取り入れるべきなのです。
本当の資産家(億万長者)のリアルな姿
多くの方は、資産家というのはたくさんのお金を使って、大きな家に住み、高級車に乗り、ビジネスクラスで旅行に行っているといったイメージがあるかと思います。しかしそのイメージは、本当にお金をたくさん持っている資産家の一般像ではありません。それは高額所得者の一般像です。
ニュースでは、富裕層の人たちが絵画の購入や宝石を買っている様子が見られることもあります。実際に高額所得者で多くの資産を持っている人の中にはそういった方もいますが、一般的に億万長者というのは、そうしたイメージには該当しない方がほとんどです。それは、お金を貯める目的や、所得を得る目的が違うからです。
実際に富裕層になった人たちは、収入は高くても、支出に関しては平均的な家庭と同じような水準に抑えています。彼らにとって収入の目的とは「お金に困らない生活を手に入れるためのもの」であり、見栄を張るためや自分の欲を満たすためのものではありません。
億万長者にとって必要なのは内面的な豊かさです。
・お金の心配をせずに人生を歩むこと
・外部的な要因によって経済が悪化したとしても、自分たちは影響されずに生活を送り続けられること
大多数の一般的な億万長者というのは、周りから見ても実はそれとは分からない人がほとんどです。目の前で高級車に乗っている人は、実は多額のローンを組んでいるだけかもしれません。本当にお金持ちかどうかは見た目では分かりません。
高級住宅地に住むことで欲求は満たされるかもしれませんが、その欲求を満たすことと、お金に困らない生活を手に入れることはイコールではありません。もし億万長者を目指すのであれば、高級車や高級なスーツといったものには、あまり興味が湧かないのではないかなと思います。
私たち夫婦も、欲を満たす消費や浪費には全く興味はありません。それよりも、今の生活を充実させたり、旅行に行ったり、家族との思い出を作ったりして、日々ある幸せを感じる方が、より気持ちが楽に生きられると考えています。
資産形成は「生き方そのもの」
お金を貯めるために、今の生活を犠牲にして節約をするというのはよくありません。また、将来お金に困らない生活を手に入れるために、今の生活を切り詰めないといけないというのも、同様によくないことです。
お金というのは、自分たちが豊かに生きるため、目標とする生活や未来を手に入れるために必要なものです。そう考えると、お金を貯めたり資産運用をしたりすること自体は、私たちの「生き方そのもの」なのだと思います。
お金に困らない生活を手に入れるための戦略
今の生活を充実させた上で、資産運用でお金を働かせ、未来の収入を築くこと。
生きていく上で我慢ばかりするのは大変です。日々のやりくりをするために支出を一部切り詰めたりする面は必要ですが、毎日ストレスを抱えていたのでは、今生きているこの瞬間を楽しむことができません。
それよりは「先取り貯金」という考え方を取り入れ、将来のために一定の金額を貯金もしくは投資に回す。そうして確保した残りのお金は、今のために自由に使う。そのように考えてもいいのではないでしょうか。
貯金や投資が仕組み化できていれば、残りのお金を使い切ったとしても、将来必要な金額はすでに準備できていることになります。そうすれば、お金のことについて何も心配する必要がない人生が待っているのではないかと思います。