共働きサラリーマン資産家夫婦の売らないお金の学校

会社員として働きながら、長期・分散・低コストのインデックス投資と不動産投資の二本柱で取り組み、40代で純資産1億円を達成。

投資が怖い共働き夫婦へ|損しない考え方と資産1億円を達成した3つの思考法

f:id:katsumasa-kobayashi:20260427210817j:image

投資が怖い共働き夫婦へ|損しない考え方と資産1億円を達成した3つの思考法

「投資って、本当に大丈夫なの?」

共働きで忙しい毎日を送りながら、将来のお金のことを考えるたびに、こんな気持ちになる方は多いのではないでしょうか。この記事では、実際に夫婦で資産1億円を達成した経験をもとに、共働き夫婦が資産形成を続けるうえで本当に大切な考え方を解説します。

投資の不安は「誰もが持っている」

私自身、「手取りが増えないので、自分自身で何とかしないといけない」と感じていました。給料一本だけでは将来が不安で、何かしら資産運用をしないといけないという気持ちから、社会人になって間もない頃から実際に投資を始めてきました。

実際に投資を始めた当初は、値動きのたびに落ち着かない気持ちになっていました。それでも夫婦二人で続けた結果、資産1億円を達成することができました。

「損するかもしれない」という恐怖

投資を始めてしばらくすると、必ずやってくる瞬間があります。

  • 口座を開いたら含み損になっていた
  • ニュースで「株価急落」の文字を見た

そういうとき、人は反射的に「やめたほうがよかった」と思ってしまいます。

【プロスペクト理論とは】
人間の脳は、利益を得る喜びよりも損失を被る痛みを約2倍強く感じるようにできています(プロスペクト理論)。「損が怖い」という感情は、誰もが持っているものです。

例えば株式投資の場合、自分が買っているのが今の高値圏なのか安値圏なのか、そういうことも分かりませんよね。グラフを見てみると右肩上がりになっていて、最高値の時に買うのはちょっと抵抗がある。「もうちょっと下がってから買おう」そう思うのも当然だと思います。

もちろん、誰もが「損はしたくない」と思っています。私自身も損をしたくないという気持ちがありました。そのため、以前の私は、安値に買う・高くなった時に売る、という売買を繰り返していたように思います。

投資の本質は「儲かる事業のオーナーになる」こと

「損が怖いからといって、投資を始めない方がいいのか」と聞かれると、私はそうではないと思います。

よく「リスクを取るからリターンがある」と言われますが、それも少し違う気がします。その理屈で言えば、ギャンブルだって「リスクを取るからリターンがある」と正当化できてしまうからです。リターンがあるのはリスクを取るからだという考えは、株式投資の本質ではありません。

オルカンを通じて「世界の事業オーナー」になる

株式はペーパーアセット(電子証券)なので、事業を保有しているという感覚にはなりにくいかもしれません。しかし、例えばオルカンを通じて世界を代表するような企業4,000〜5,000社に投資をするということは、その事業を間接的に保有していることになります。

【長期投資で全員がハッピーになれる仕組み】

  • 投資家:毎年リターンを受け取ってハッピーになる
  • 企業:収益を生み出してハッピーになる
  • 消費者:企業からサービスや商品の提供を受けてハッピーになる

日々経済活動をする中で、企業が利益を上げ、その一部を我々投資家が受け取る。それがリターンになります。経済活動がなされている限り、企業は利益を出し続け、株主はそのリターンを受け取り続けることができます。

投資家がどのようにリターンを得るのか。それは、すでに収益を生み出す事業を保有しているのですから、その事業が生み出す収益(果実)をただ受け取ればいいのです。これが「長期投資」の本質ではないでしょうか。

20年続けると「損をしない投資」になる

「投資で損をする」というのは、リスクではありません。では、本当のリスクとは何か。投資のブレ幅(変動幅)こそがリスクです。

以下の表で、投資期間によるリスク(変動幅)の違いをまとめました。

投資期間 リターンの変動幅 ポイント
1年 ▲53%〜+66% 大きく下がる可能性あり。短期では損失リスクが高い
20年 +5%〜+15% プラスの範囲のみで推移。損失がほぼ発生しない

20年という期間を目安に積立投資を続けることで、プラスのリターンの幅の中でしか動かないということになります。

【ドルコスト平均法の威力】
「絶対に損をしない」やり方があるとすれば、20年間は株価が上がろうと下がろうと、ドルコスト平均法で淡々と積み立てを続けることです。一時的にマイナスになっても、20年続けると決めたなら必ず継続する。継続こそが最大の戦略になります。

もちろん、20年の中では大きく下がる年もあれば大きく上がる年もあるでしょう。そこは「20年やる」と決めたのでしたら、20年やり続ける継続が大切です。

投資の不安を和らげる3つの考え方

① 勉強して知識を身につける

学習がなければ、知識をアップデートする機会はありません。自分自身でしっかりと運用ができるようになるまで、知識を身につけるための勉強を継続するということです。

② 「分析は必要ない」と腹落ちさせる

投資の世界には難しい言葉が溢れています。大学の授業では金融工学といった内容もあり、そういった専門分野を勉強しないと株式投資は難しいという雰囲気さえあると思います。

しかし、私が思うのは、投資の本質はよりシンプルなものではないか、ということです。資産を築くのに、企業の分析は必要ではありません。私も企業の分析に対して多大な時間を費やしてきた過去がありますが、分析しても正直わかりません。

【投資の大原則】
長期・分散・低コストのインデックスファンドへの投資を守る。

③ ビジネスオーナーとして振る舞う

想像してみてください。世界4,000〜5,000社の株式を保有しているということを。そして、その企業がすべて高収益の企業だということを。

そこで働く何千万人、何億人という人々が、あなたのために働いてくれている。

保有している段階で「投資で損を出す」ということは、その4,000〜5,000社がすべて損失を出し続け、上場が廃止されるような未来が来るという前提に立っているのではないでしょうか。

実際、もしそうなったとしても銘柄の入れ替えが行われるため、あなたが持っているポートフォリオには、常に最新の高収益企業が残ります。あなたが持っているのは単なる「株」ではなく、「事業」そのものなのです。

「損したくない」気持ちが、むしろ損を生み出している

それでも「まだ投資は怖い、リスクが不安だ」という方も中にはいるでしょう。ここで、別の視点を一つ持ってほしいのです。

【インフレによる実質的な目減り】

例えば、今あなたが1,000万円持っているとします。インフレ率が年2%だとすると、20年後にはその1,000万円の実質価値は約670万円になってしまいます。

額面は1,000万円で変わりません。でも、20年後にその1,000万円でできる買い物は、今の670万円で買えるものと同じ。つまり、実質的に330万円以上の損をしていることになります。

「絶対に損をしたくない」という気持ちが、自ら損を作り出してしまっているという、少し皮肉な結果になってしまうのです。投資をしないこともまた、一つのリスクであることを、ぜひ覚えておいてください。

まとめ|共働き夫婦が資産形成を続けるために大切なこと

「損が怖い」という感情は理解できます。しかし、投資の本質は売買で儲けることではなく、事業の果実を受け取ることです。

  • プロスペクト理論:損失の恐怖は人間の本能。知識で乗り越える
  • ビジネスオーナー視点:世界4,000〜5,000社の事業を保有しているという意識を持つ
  • 20年の積立:ドルコスト平均法で淡々と続けることで損失リスクを大幅に低減
  • 投資しないリスク:インフレにより現金の実質価値は20年で約33%目減りする

夫婦二人で続けた結果、資産1億円を達成できた最大の理由は、「難しく考えず、長期・分散・低コストの原則を守り続けた」ことです。難しい分析は必要ありません。今日から、一歩を踏み出してみてください。

▼ あわせてご覧ください

公式サイト|共働きサラリーマン資産家夫婦の売らないお金の学校
記事のまとめ・体系的な内容はこちら


YouTube|共働きサラリーマン夫婦の資産形成チャンネル
動画で学びたい方はこちら


note|文章で読む資産形成
考え方やストーリー中心はこちら