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会社員として働きながら、長期・分散・低コストのインデックス投資と不動産投資の二本柱で取り組み、40代で純資産1億円を達成。

米国株40年間データから見る「市場に居続ける投資」の成果



米国株40年間データから見る「市場に居続ける投資」の成果

 

    チャールズ・エリス氏の著書『敗者のゲーム』では、1970年代から2010年代までの米国株市場を対象にした40年間のシミュレーションをもとに、投資家が市場に居続けた場合と、特定の期間だけ投資した場合のリターンの差を分析しています。長期投資の成果に大きな差が生まれる要因を示した貴重な研究があります。  

 

市場に毎日参加した場合のリターン

 

    売らずに投資していた場合、40年間の年平均リターンは約9.1%となります。この数値は、複利の力によって資産が時間とともに増えることを示しています。初期投資1,000万円を元手に計算すると、40年後には約3億1,000万円に達します。長期にわたる投資を継続することで、資産が着実に増えていきます。  

 

10日間だけ市場を逃した場合の成果

 

    年間で最も上昇幅が大きい10日間に投資しなかった場合の年平均リターンは約6.6%になります。40年間の複利効果を計算すると、初期投資1,000万円は約2億1,000万円にとどまります。わずか10日間の市場に居なかっただけで、長期的な資産には約1億円の差が生まれます。この結果は、最も重要な期間に継続して投資をしているのかが投資成果に大きく影響することを示しています。  

 

    10日間の差は小さく感じられるかもしれませんが、年平均リターンの差は約2.5%あり、複利の影響で時間が経つほど資産差が拡大します。


30日間市場に参加しなかった場合の成果

 

    年間で30日間だけ株式に投資しなかった場合、年平均リターンは約4.3%になりました。複利計算では40年間で約1億1,000万円となり、市場に毎日参加した場合の3億1,000万円と比較すると、約2倍の差が生じます。  

 

    このシナリオでは、年間1ヶ月の違いが長期的な資産に大きな影響を及ぼします。数日の差が40年後の資産に数千万円〜1億円単位の違いを生むことから、投資の継続性が長期成果に直結することがわかります。  

 

    投資の成果には、個別の銘柄選びや短期のタイミングよりも、長期にわたって市場に居続けることが最も影響力の大きい要因になることがこのデータから分かりました。  

 

投資家への示唆


  • 長期運用で、複利効果を最大化できる。
  • 定期積立や自動投資などの仕組みで、投資の連続性を確保できる。
  • 重要な上昇日を逃さない方法は、運用を続けることである。
  • 少額でも継続的な投資を積み重ねることで、40年後の資産に大きな差が生まれる。
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まとめ


    チャールズ・エリス氏の分析によると、わずかな市場参加の違いでも40年間の資産に大きな差が生じることが分かりました。年平均リターンの差は複利の影響で時間とともに拡大し、初期投資1,000万円の場合、将来的には1億円単位の差が生まれることもあります。長期投資では、市場に居続けることと投資の継続性を確保する仕組みを作ることが資産形成の成果を左右する重要な要因という結論になります。  

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