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会社員として働きながら、長期・分散・低コストを軸としたインデックス投資と安定的な家賃収入を目的とした不動産投資の二本柱で資産形成を実践し、40代で純資産1億円を達成しました。「誰でも経済的自由を目指せる」を目標に、資産収入を増やし複数の収入源を確保することで、お金の不安から自由になり、働き方を選べる人生を歩みたい人に向けて情報発信をしています。

【フルタイム共働き×子育て世帯】積立NISAは「比率」を捨てると続く|つみたて投資枠を夫婦で年240万円“先取り”する家計設計

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【フルタイム共働き×子育て世帯】積立NISAは「比率」を捨てると続く|つみたて投資枠を夫婦で年240万円“先取り”する家計設計

フルタイム共働きで子育て中(またはこれから子どもを迎える)世帯にとって、積立NISA(つみたて投資枠)は最強の制度です。
ただし、制度そのものよりも重要なのが「家計の設計順序」です。
結論から言えば、積立NISAは比率で考えた瞬間に不安定になり、絶対額で固定した瞬間に安定します。
この記事では、つみたて投資枠(年間120万円)を夫婦で最大活用するための「逆算家計」を、実務レベルで整理します。


1. 「手取りの◯%を投資」が共働き子育て世帯に向かない理由

投資の世界では「手取りの10%」「できれば20%」といった比率目安がよく語られます。
しかし、フルタイム共働き子育て世帯にとって比率設計は、次の理由で長期的に破綻しやすいです。

  • 収入が一定ではない:産休・育休・時短、ボーナス変動、転勤・異動が起きる
  • 支出が一定ではない:保育料、教育費、習い事、住居費が段階的に増える
  • 比率は毎年「再計算」が必要:判断回数が増えるほど人は感情で動く

長期投資の敵は「暴落」よりも、「判断の回数」。
迷う設計は、続かない。

つまり、比率設計は理論的に見えて、実務では「毎年迷う家計」になりやすいのです。


2. 結論:つみたて投資枠は「絶対額」を先に固定する

ここで発想を変えます。
積立NISA(つみたて投資枠)は、家計の中で最初に確保する固定費として扱います。

  • 1人:つみたて投資枠 年間120万円
  • 夫婦2人:合計 年間240万円

方法は家庭ごとに自由です。例えば、

  • 月10万円 × 12か月 = 年120万円
  • 月5万円 × 12か月 + ボーナス30万円 × 2回 = 年120万円

重要なのは「どう積むか」ではなく、年120万円を“先に確保”することです。
これだけで、家計は驚くほど安定します。


3. 「余ったら投資」は一生余らない:逆算家計の順番

家計が崩れやすい順番は、次の通りです。

  1. 生活費を先に決める
  2. 住宅ローンを組む
  3. 教育費をその都度払う
  4. 余ったら投資する

この順番で「余る」ことは、ほぼありません。
生活費や教育費は、上限なく膨らむからです。
そこで順番を入れ替えます。

【逆算家計の順番】
① 積立NISA(夫婦で年240万円)を先に確保
② 残りで生活費を設計
③ 教育費は別枠で積立(「使う前提」の資金)
④ 余剰はバッファ(予備費)として残す

この順番は、節約の意志に頼りません。
構造で残る家計を作る、という発想です。


4. 20代後半夫婦でも現実的:世帯手取りから逆算すると見えてくる

「夫婦で年240万円は無理」と感じる人が多いのですが、子どもがいない20代後半共働きは、むしろ成立させやすい時期です。
例えば、世帯年収1,000万円の家庭で、世帯手取りを約750万円と仮定します。

  • 世帯手取り:約750万円
  • 生活費:年500万円(※家庭差あり)
  • 残り:約250万円

この残りの範囲で、年240万円を投資に回す。数字上は成立します。
大事なのは「今ギリギリでもやるか」ではなく、この設計を標準化し、後の人生で崩さないことです。


5. 産休・育休・時短の「谷」を越えるコツ:減らしてOK、ゼロはNG

子育て世帯にとって最大の難所は、産休・育休・時短が重なる数年間です。
ここで満額を維持できない家庭は多い。だからこそルールはこうです。

積立額は減らしていい。
ただし、積立をゼロにしない。

  • 月10万円→月3万円でもいい
  • ボーナス積立は一時停止してもいい
  • 重要なのは「継続の糸」を切らないこと

積立をゼロにすると再開のハードルが一気に上がります。
少額でも続けていれば、フルタイム復帰後に自然と満額へ戻せます。


6. 15年で元本3,600万円:ここから「売らない」が合理的になる

夫婦で年240万円を15年続けると、元本は次の通りです。

  • 1人:年120万円 × 15年 = 1,800万円
  • 夫婦:年240万円 × 15年 = 3,600万円

この時点でよく出る疑問が「非課税枠が埋まったら売るの?」です。
しかし、フルタイム共働き子育て世帯の資産形成では、原則として売る必要はありません

  • 生活費は給与収入で賄える
  • 教育費は別枠で準備している
  • 不測の事態は生活防衛資金で対応する

この構造ができていれば、積立NISAは「触らない資産」になり、長期で複利が働き続ける状態を維持できます。


7. 最大の罠は住宅:共働きの与信に合わせて買うと積立が止まる

積立NISAが止まる最大の原因は、相場でも教育費でもなく、住宅であることが多いです。
共働きで世帯年収が高いと、金融機関は大きな与信を出します。
しかし、ここで考えるべきは「借りられるか」ではなく「収入が減っても払い続けられるか」です。

共働き世帯の住宅ルールは次の通りです。

  • 審査は将来も安定して働ける側1人の年収で考える
  • 返済比率35%は「上限」であって「目標」ではない
  • 月返済はできれば10万円前後(積立と両立させるため)
  • ペアローン・連帯債務は家計の意思決定を複雑にしやすい

住宅の固定費が重いと、積立は必ず後回しになります。
逆に、住宅を軽くできれば、積立はほぼ止まりません。


8. 「出口を決めない」のではなく「出口を限定する」

積立NISAを売らない、という話をすると「出口がないのは不安」という声もあります。
しかし正確には、出口をなくすのではなく、出口条件を限定するという考え方です。

取り崩しを検討して良いのは、例えば次のようなケースです。

  • 長期療養などで家計が維持できないとき
  • 家族の介護で大きな支出が継続するとき
  • 収入が長期的に断絶し、生活費が回らないとき

相場下落は出口条件に含めません。
下落局面は売却に最も不利な場面であり、長期投資の設計思想と矛盾するからです。


9. まとめ:比率を捨て、年240万円を先に確保する。これが最短で強い家計を作る

フルタイム共働き子育て世帯の積立NISAは、派手なテクニックを必要としません。
必要なのは、次の設計だけです。

  • 比率ではなく「絶対額」を固定する
  • 夫婦で年240万円を家計の最優先に置く
  • 育児期は減らしてもいいが、ゼロにしない
  • 教育費は別枠で準備し、積立NISAを触らない
  • 住宅は単独審査・単独返済で守る

この設計ができれば、積立NISAは「努力」ではなく「生活の仕組み」になります。
そして、気づいたときには家計の土台が静かに強くなっている。
それが、フルタイム共働き世帯にとって最も再現性の高い資産形成です。


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