フルタイム共働き夫婦の資産形成|手取りが増えない現実に直面した私たちが、遠回りの末にたどり着いた答え
フルタイムで共働きをしている。
世帯収入は決して低くない。
それなのに、なぜかお金が増えている実感がない。
将来に対する不安だけが、静かに積み上がっていく。
この記事は、
フルタイム共働き夫婦の資産形成について、
私自身が経験した「遠回り」と「失敗」を通して、
最終的にたどり着いた考え方をまとめたものです。
22歳で社会人になった頃、資産形成のことは何も考えていなかった
私が社会人になったのは22歳。
大学を卒業し、就職活動をして、会社員として働き始めました。
新人の頃は、覚えることばかりでした。
電話の取り方、メールの書き方、報告の順番、会議での振る舞い。
一つ仕事を覚えるたびに、「成長している」という実感がありました。
仕事は嫌いではありませんでした。
むしろ楽しかったと思います。
自己啓発本を読み、ビジネス書を読み、YouTubeで仕事術を学ぶ。
学んだことを翌日試してみる。
うまくいくと、また勉強する。
20代の頃の私は、
お金よりも「成長」に価値を置いていたのだと思います。
年収は上がった。でも、生活は思ったほど楽にならなかった
年収は300万円ほどからスタートしました。
そこから少しずつ昇給し、社会人になって8年ほどで450万円程度に。
数字だけを見れば、150万円の増加です。
努力の結果だと思います。
しかし、あるとき、はっきりとした違和感を覚えました。
「あれ? 思ったほど生活が楽じゃない」
年収300万円の頃、月の手取りは20万円前後。
年収450万円になれば、月30万円くらいはもらえているだろう。
そう思っていました。
ところが実際は、25万円前後。
8年働いて、月の手取りは5万円ほどしか増えていませんでした。
理由は明確です。
年収が上がるほど、税と社会保険料の負担も増えます。
しかも、給料から自動的に天引きされるため、実感しにくい。
結果として、
「頑張っているのに、自由に使えるお金が増えない」
という感覚が残りました。
結婚、共働き。それでも消えなかった将来不安
その頃、私は結婚しました。
まだ子どもはいませんでしたが、将来の話をするようになりました。
住宅はどうするのか。
子どもが生まれたら教育費はいくらかかるのか。
老後は年金だけで足りるのか。
インターネットを見れば、
「老後2000万円問題」
「年金は当てにできない」
そんな言葉が目に入ります。
フルタイムで共働きをしている。
世帯収入も決して低くない。
それでも、
「このままで本当に大丈夫なのか」
という不安は消えませんでした。
iDeCoとの出会いと「20%・30%得する」という衝撃
そんなとき、書店で手に取ったのが、
個人型確定拠出年金(iDeCo)の本でした。
そこには、こんな表現がありました。
「実質的な利回りは20%、30%になることもある」
正直、衝撃でした。
銀行預金はほとんど増えないのに?
今振り返ると、この理解は半分正しく、半分は誤解でした。
しかし当時の私には、非常に魅力的に映りました。
iDeCoは掛金が全額所得控除になります。
サラリーマンの場合、月2万3000円、年27万6000円。
所得税・住民税の軽減で、5〜6万円ほど戻ってくる。
実質的な自己負担は22万円前後。
「これは確かに、制度として強い」
そう感じたのを覚えています。
株式投資で感じた「増える喜び」と「静かな違和感」
資産運用を学ぼうと思い、
最初に手を出したのは株式投資でした。
証券口座を開き、個別株を買ってみる。
すると、想像もしなかった結果が出ました。
1週間で10万円。
2週間で20万円。
1年で50万円ほど増えた。
社会人1年目の頃、
1年間で20〜30万円貯金するのがやっとだった自分が、
株を売買しているだけで50万円増えている。
しかも、フルタイム共働き。
生活費に使う必要もない。
「貯金するより、株のほうが効率がいいのでは」
そんな考えが、頭をよぎりました。
ただし、同時に変化もありました。
毎日、株価が気になる。
昼休みに証券口座を開く。
帰宅後にチャートを見る。
仕事への集中力が、少しずつ削られていく感覚。
信用取引で一気に崩れた2年間
私は、さらに信用取引に手を出しました。
少ない元手で大きな金額を動かせる仕組みです。
うまくいくと、1日で10万円、20万円稼げる日もありました。
しかし、ある日、投資していた銘柄が不祥事を起こします。
株価は急落。
含み損は、100万円、200万円と膨らみました。
追証の通知を見たとき、
本当に血の気が引きました。
最終的な損失は、約250万円。
2年間の結果は、マイナスでした。
それでも生活が壊れなかった理由
ただ一つ、救いがありました。
私たちはフルタイム共働きだったことです。
生活費は給与でまかなえていた。
投資の損失は、自分の口座内で完結していた。
このとき、はっきり理解しました。
フルタイム共働き夫婦の資産形成が強いのは、
失敗しても人生が壊れにくい構造を持っているからだ。
投資をやめるのではなく、やり方を変える
一度は、投資をやめようとも思いました。
しかし、現金だけでは将来の不安は消えません。
そこで、勉強し直しました。
- 短期で増やさない
- 個別株に集中しない
- 信用取引をしない
代わりに選んだのが、
長期・分散・積立という考え方でした。
フルタイム共働き夫婦に必要なのは「刺激」ではなく「仕組み」
フルタイム共働き夫婦の資産形成に必要なのは、
派手な成功談でも、一発逆転でもありません。
毎月、淡々と積み立てる。
世界全体に分散する。
感情を排して続ける。
それができる仕組みこそが、最大の武器です。
最後に
私は、遠回りをしました。
失敗もしました。
高い勉強代も払いました。
でも、今ならはっきり言えます。
フルタイム共働き夫婦の資産形成で本当に大切なのは、
焦らず、学び、仕組みを信じて続けること。
もし今、不安を感じているなら、
それは「考え始めた証拠」です。
焦らなくて大丈夫。
正しく設計すれば、共働きはとても強い。
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