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会社員として働きながら、長期・分散・低コストを軸としたインデックス投資と安定的な家賃収入を目的とした不動産投資の二本柱で資産形成を実践し、40代で純資産1億円を達成しました。「誰でも経済的自由を目指せる」を目標に、資産収入を増やし複数の収入源を確保することで、お金の不安から自由になり、働き方を選べる人生を歩みたい人に向けて情報発信をしています。

36歳・一馬力でも「家を買って資産も増やす」──教育型資産形成FPが教える“自由を失わない”マイホーム戦略

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36歳・一馬力でも「家を買って資産も増やす」──教育型資産形成FPが教える“自由を失わない”マイホーム戦略

マイホーム購入は、多くの人にとって「夢」であり、同時に「人生の大きな選択」です。 しかし教育費の高騰、老後資金の不安、住宅価格の上昇…。 こうした現実を前にすると、家を買うべきかどうか悩んでしまう人も多いでしょう。 教育型資産形成FPである私は、住宅相談を受けるとき常にこう考えます。 「家を買うこと」ではなく、 家を買いながら“働く・働かないを選べる自由”を守れるかどうか。

1.相談内容の整理──一般的FPと教育型FPの決定的な違い

今回のご相談者は36歳の会社員。奥様は現在専業主婦で、0歳のお子さんが1人。 家賃8.7万円の賃貸に住みながら、今後のマイホーム購入を検討されています。

収入・支出の状況は次のとおりです。

  • 毎月の手取り収入:38万円
  • ボーナス手取り:150万円
  • 児童手当:月1.5万円
  • 毎月の支出:30.8万円
  • 現預金:1,400万円
  • 投資資産:5,500万円
  • 毎月の投資:8万円

一般的なFPなら、この数字から「住宅ローンはいくら借りられるか」「頭金をいくら入れるか」 といった視点で物件価格を探し始めます。

しかし、教育型資産形成FPの視点は決定的に違います。

家の相談に見えて、実は “人生全体の優先順位” の相談である。

教育費、老後資金、ライフイベント、そして「働く自由」を守りつつ家を買えるか。 ここを考えなければ、後悔のない住宅購入はできません。


2.2025年の住宅価格から見える「家だけを見る危険性」

2025年、首都圏の住宅価格は大きく上昇しています。 東京カンテイのデータでは、新築戸建は平均5,645万円。 マンションに至っては平均1億円を超える水準です。

この数字が示すのは、 「新築にこだわると、家計の自由度が大きく損なわれる」 という厳しい現実です。

さらによくあるアドバイスのひとつが、 「今の家賃と同じ支払いでローンを組む」という考え方です。

しかし、教育型FPとしては次の3つを無視することはできません。

  • ① 教育費のピーク(中学〜大学)の支出
  • ② 老後資金として必要な投資資産5,400万円
  • ③ 投資を止めることによる複利の損失

つまり、 「家だけ」を基準に考えると、人生全体のバランスが崩れる ということです。


3.今回のご家庭は本当に“一馬力で弱い”のか?数字で分析する

一見すると一馬力で不安に見える今回のご家庭ですが、 数字を見ると、むしろ非常に強い家計であることが分かります。

● 年間の資産形成ペース

  • 毎月投資:8万円 × 12ヶ月=96万円
  • ボーナス貯蓄:150万円
  • 合計:年間246万円

これは、子育て家庭としては驚異的なペースです。

● 投資資産5,500万円は“未来の自由を買う資産”

今回の相談の本質は、 「家を買ったことで、この資産をどれくらい減らしてよいか?」 という問いです。

なぜなら、今回設定するゴールは次の通りだからです。

65歳以降、月18万円の資産収入(取り崩し率4%) → 必要資産は 5,400万円。

つまり、家の頭金や教育費に使えるのは、 5,500万円 − 5,400万円=1,500万円 だけです。

ここを超えると、老後の「働く・働かないの自由」を奪うことになります。


4.ゴールは“家”ではなく「教育×老後×自由」を守ること

マイホーム購入で最もやってはいけないのは、 「家を買うために未来の自分からお金を奪うこと」。

教育費のピークは2人の子どもが中学〜大学へ進学する時期。 その時期に住宅ローンが重すぎると、 投資が止まり、教育の選択肢が狭まり、老後資金も不足します。

だからこそ教育型FPは、 先に「守るべきゴール」を決めることから始めます。

  • 65歳時点で投資資産5,400万円
  • 2人の子どもがオール私立でも教育費に困らない
  • 夫婦の「働く選択の自由」を維持する

この3つを守る範囲で初めて、 「買ってよい家の価格」が明確になります。


5.そのうえで、買ってよい物件価格の上限はいくらか?

ここまでの分析を踏まえて導き出される結論はシンプルです。

● 使ってよい頭金=最大1,500万円

ただし教育費も考えれば、 推奨は1,000万円まで。

● 無理なく払える返済額=月11〜13万円

今の家賃8.7万円に、 投資の一部(3〜5万円)を加えても負担は大きくなりません。

● 総額として“買ってよい家”は

物件価格:4,500〜5,300万円が最適。
新築マンションにこだわらず、 新古物件・中古戸建・中古マンションを最優先で検討する。

つまり、 家は「買える額」ではなく「自由を守れる額」で選ぶべき ということです。



6.結論:買ってよい物件価格は「4,500〜5,300万円」

第1部で「家は買える額ではなく、自由を守れる額で選ぶ」という結論を導きました。 そのうえで今回のご家庭が無理なく、そして未来の選択肢を奪わずに購入できる物件価格は

4,500〜5,300万円の物件。
・頭金:1,000万円(最大1,500万円)
・借入額:3,500〜4,300万円
・返済額:11〜13万円の範囲

この価格帯であれば、 教育費のピーク(中学~大学)を乗り越え、 投資の継続も止まらず、 65歳時点で5,400万円以上の投資資産を到達できる可能性が高いです。

逆に、このラインを大きく超えてしまうと教育費・老後資金のどちらかを削る必要があり、 結果的に「働く自由」が奪われてしまいます。


7.最適な購入戦略──“新築”以外の選択肢こそ合理的

今回の試算では、首都圏の新築マンション(平均約1億円)や 新築戸建(平均5,645万円)は、家計上の自由度を奪う可能性が高いと説明しました。

では、どの選択肢がもっとも「未来の自由」を守りやすいのでしょうか?

● ① 新古物件(築1年未満で売れ残った実質新築)

新築同様の品質でありながら、価格が数百万円下がっているケースも多い。 また内見が可能なので、完成前の新築よりも “失敗リスクが低い” のも特徴です。

新古物件は、「新築の満足度」と「中古の価格メリット」を両立できる、穴場の選択肢。

● ② 中古マンション(駅近・管理良好)

人生の自由度を守るという観点では、中古マンションは最も相性の良い選択肢です。

  • ・資産価値が落ちにくい(特に駅5~10分以内)
  • ・リセールバリューが高く、売却も賃貸も容易
  • ・維持費が読める(修繕積立金の推移が確認できる)

教育費がピークを迎える頃に「家を売る・貸すという選択肢」が残っていることは、 圧倒的な安心につながります。


● ③ 築10年以内の中古戸建

戸建てを希望する場合は、中古の方が総合的なバランスが良くなります。 土地の資産価値が読みやすく、価格も新築より抑えられます。

ただし、以下の条件を満たした場合のみ推奨します。

  • ・ハザードリスクが極めて低い
  • ・駅から徒歩15分以内
  • ・土地形状が良い(整形地)
  • ・築浅(10年以内)で修繕リスクが限定的

これらを満たせば、 ライフステージの変化に応じて売却も視野に入りやすい というメリットがあります。


8.まとめ──“家を買う”のではなく“自由を守る家を選ぶ”

ここまで見てきたように、住宅購入は単なる家探しではありません。 教育費・老後資金・働き方・家族の未来── これらすべてに影響する「人生設計そのもの」です。

教育型資産形成FPとして、住宅相談で最も重視しているのは次の点です。

家を買うことで人生の自由が広がるか?
それとも、家を買うことで未来の選択肢が奪われるか?

今回のご家庭の場合、 ・投資資産5,500万円 ・現預金1,400万円 ・年間貯蓄ペース246万円 という強い資産形成力を持っています。

その力を「家の負担」で潰してしまうか、 「自由を守る力」に変えるか──。 この違いは、物件価格の選び方ひとつで決まります。


9.実務ステップ①:5,000〜5,300万円で“買ってよい家”を見抜く方法

では実際に、4,500〜5,300万円の範囲で「買ってよい家」をどう選べばよいのか? ここからは実務的な具体策を解説します。

● (1)まず立地から選ぶ──資産価値の80%が決まる

次のうち、2つ以上を満たす地域を候補にしてください。

  • ・人口が増えている、もしくは横ばい
  • ・駅徒歩10分以内(推奨は7分以内)
  • ・商業施設が生活圏にある
  • ・治安が安定している

立地が悪いと、どんなに建物が良くても資産価値は上がりません。


● (2)住宅ローンは金利より「返済比率」で決める

金利1%上がった/下がったという話よりも、 家計を守るうえで重要なのは次の数字です。

返済負担率(返済額 ÷ 手取り収入)= 25〜32%以内

ここを超えると教育費や投資が圧迫され、 未来の自由度が一気に下がります。


● (3)中古マンションの場合:チェックすべき5項目

  • 修繕積立金の推移(安すぎるのは危険)
  • ② 管理組合の活動(総会・理事の運営)
  • ③ 大規模修繕の履歴
  • ④ 駅距離・生活導線の良さ
  • ⑤ 売却時の成約データ(レインズ)

中古マンションは「買って終わり」ではありません。 10年後に売ることになっても困らないか? という視点が不可欠です。



10.実務ステップ②:住宅ローンは「金利」よりも“キャッシュフロー”で選ぶ

一般的な住宅購入アドバイスでは、「固定金利が良い」「変動金利が有利」というように、 金利そのものの議論に終始しがちです。

しかし教育型資産形成FPとして強調したいのは、 金利よりも「家計全体のキャッシュフロー」を優先せよ ということです。

金利よりキャッシュフローが重要な理由

その理由は3つあります。

  • ① 教育費のピークとローン負担が重なると破綻しやすい
  • ② 投資のストップは複利の損失を生み、老後資金に致命的
  • ③ 「自由に働く未来」を守るためには余力が必須

つまり、変動でも固定でも構わないのです。 大事なのは、どの金利プランを選んでも “返済が家計を圧迫しない状態をつくること”


● 推奨する返済ライン

毎月返済額の上限:11〜13万円
(※手取り38万円の家庭の場合)

この範囲に収めれば、 ・教育費 ・投資の継続 ・ゆとりある生活 の3つを同時に維持できます。

逆に言えば、この返済額を超える家は、 長期的に“自由を奪う家”になる可能性が高いのです。


11.実務ステップ③:教育費2,500〜3,500万円に備える資産設計

今回のご家庭はまだお子さんが0歳ということもあり、 教育費の実感はまだ薄いと思います。

しかし、 子どもが2人で、私立を含めた進学ルートを取る場合、 教育費は合計で2,500〜3,500万円になる可能性があります。

この支出が住宅ローンの支払いと重なる時期に、 家計が耐えられるかどうかが極めて重要です。

● 教育費ピーク時に危険なパターン

  • ・住宅ローンが家計を圧迫して投資が止まる
  • ・貯金を崩して進学させざるを得ない
  • ・老後資金に回すはずの投資が枯れる

これらを避けるために、 買う家の価格と返済額を最初にきちんと設定する ことが重要なのです。

● 家計を強くする“黄金ルート”

以下の3つが揃えば、教育費と老後資金はほぼ確実に成立します。

  • ① 住宅ローン返済額を月11〜13万円に固定する
  • ② 年間の投資額(246万円ペース)を維持する
  • ③ 教育費は「先取り」で別枠で積み立てる
住宅にも、教育にも、老後にも困らない家庭は「計画ありき」で成り立つ。

逆に言えば、 家の価格を誤った瞬間に、すべての歯車が乱れる ということです。


12.キャッシュフロー表(35年)で描く資産形成ロードマップ

最後に、今回のご家庭が「自由を守りながら家を買う」ための 長期キャッシュフローのイメージを示します。

● 年間貯蓄ペース:246万円

このペースを維持できれば、 ・教育費 ・老後資金(5,400万円) の両方が十分に達成できます。

● 65歳時点の資産予測(投資継続・年利3〜4%前提)

試算:65歳時点で 1億3,000万〜1億6,000万円の投資資産
(教育費負担後も十分残る)

この資産があれば、 取り崩し4%で年間520万円=月43万円の資産収入が得られます。

年金と合わせれば、 65歳からの生活費 38万円 を問題なくカバー可能です。

つまり、家を買っても、 「働く・働かないを選べる自由」は確保できる ということです。


13.最終結論──住宅購入は「人生戦略」である

家を買うことはゴールではありません。 むしろ、スタートです。

教育費、老後資金、働き方、家族のこれから──。 すべてが連動して動き出すのが住宅購入です。

今回のご家庭が買ってよい家の結論
→ 4,500〜5,300万円(頭金1,000万円、返済11〜13万円)

そして、これは単なる“家の価格”ではなく、 家族の自由を守るためのラインです。


■ 最後に──家は「未来の自由」を奪うものではない

家の値段は上がっています。 教育費も長期化し、大きな負担になります。 老後資金の不安も尽きません。

だからこそ今の時代は、 家そのものより、「家を買っても自由が残るか」が大切です。

今回の分析のように、 住宅・教育・老後の3つを最初から一体で考えれば、 家はむしろ自由を広げる選択肢になり得ます。

ぜひ、ご家庭の未来を守る家選びをしてください。


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