
初任給に惑わされないで──本当に“伸びる給料”を選ぶという発想
最近、「初任給30万円」「35万円スタート」といったニュースをよく目にします。
物価上昇や人材不足の影響で、各社が給与テーブルを見直しているようです。
でも、私はいつもこう思います。
「その数字、本当に意味があるのだろうか?」
初任給は“入り口”に過ぎない
多くの学生が就活で最初に気にするのは「初任給はいくらか」という点。
でも、初任給の金額だけを見て会社を選ぶのは、短期的すぎます。
企業説明会で学生と話すと、みんな真剣にメモを取りながら数字を気にしています。
けれど本当に大切なのは、その会社が「どんな成長の仕組みを持っているか」です。
初任給は入社1年目のスタートライン。
そこからどう上がっていくか──それこそが、人生に大きな影響を与えます。
「初任給30万円」の数字に隠れたカラクリ
最近よく見かける“高初任給”の背景には、いくつかのトリックがあります。
- 固定残業代(みなし残業)が含まれている
- 試用期間後に下がる
- ボーナスや手当が削られている
つまり、「30万円=好待遇」とは限らないのです。
重要なのは、長期的に給与が上がっていく仕組みがあるかどうか。
数字の一部だけを切り取って判断すると、あとでギャップを感じることになります。
給料を“もらう”より、“上げられる人”になる
就職活動では、つい「給料を上げてもらえる会社」を探しがちです。
でも、もっと大切なのは「給料が上がる自分になる」という考え方です。
昇給や評価を会社任せにするのではなく、
自分のスキルや成果で「上げていく」意識を持つ。
こうした人は、どんな環境でも必ず成長します。
なぜなら、主語が「会社」ではなく「自分」だからです。
「好きなことを仕事にする」は正しいのか?
よく「好きなことを仕事にするのは難しい」と言われます。
でも私は、それは半分だけ正しいと思っています。
好きなことをしても、努力を怠れば成果は出ません。
しかし、好きなことを突き詰めた人は、誰よりも成長が早い。
興味を持って取り組む人ほど、学習効率が高く、継続力も強い。
結果として、「好きなことが仕事になっていく」流れが生まれます。
成長を続ける人の3つの共通点
どんな職業・業界でも、成長し続ける人には共通点があります。
- 挑戦を恐れない:失敗を前提に動いている
- 学びを止めない:読書やインプットを継続している
- 素直に吸収できる:自分の考えに固執しない
これらを続けていくと、自然とスキルも収入も上がっていきます。
「伸びる人」は特別な才能を持っているわけではありません。
正しい方向に努力を積み上げているだけなのです。
今の給料よりも「市場価値」を上げる
たとえ今の給料が低くても、
成長し続ける人は5年後・10年後に確実に市場価値が上がっています。
転職・副業・独立、どんな道を選んでも通用する力。
それが“持ち運べる資産”です。
給料は会社が決めるもの。
けれど、市場価値は自分で決められます。
だからこそ、「今の数字」より「未来の伸び率」を大切にしたいですね。
10年後の年収を決めるのは「努力の量」ではなく「方向」
同じ大学・同じ会社に入った同期でも、
10年後の年収には大きな差が生まれます。
その差を作るのは、努力の“量”ではなく“方向”。
- どんなスキルを磨いてきたか
- どんな人と関わってきたか
- どんな価値観を選んできたか
この3つが、10年後のキャリアを分けます。
意識していない人ほど、知らないうちに「差をつけられている」ものです。
「伸びる給料」を選ぶための4つのポイント
- 初任給ではなく昇給率を調べる
- 会社任せにせず、自分の成長を設計する
- 好きなことを突き詰めて市場価値に変える
- 学び続ける環境を選ぶ
これらを意識するだけで、将来のキャリア曲線は大きく変わります。
10年後、20年後の収入は、今どんな「思考習慣」を持つかで決まります。
キャリアも投資も「長期視点」がすべて
短期的な数字よりも、長期的な伸びを選ぶ。
これは、仕事も資産運用も同じです。
初任給が30万円か20万円か──それは一瞬の差。
でも、昇給率・成長環境・学びの姿勢は、一生の差になります。
“初任給の数字ではなく、上がる自分を選ぶ”
それが、令和時代を生き抜くための最強のキャリア戦略です。
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