共働きサラリーマン資産家夫婦の売らないお金の学校

会社員として働きながら、長期・分散・低コストのインデックス投資と不動産投資の二本柱で取り組み、40代で純資産1億円を達成。

不動産投資の資金はどう作る?インデックスファンドで資産を築く手順

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不動産投資の資金はどう作る?インデックスファンドで資産を築く手順

不動産投資に参入したいけれど、「自己資金が足りない」「年収が低い」と悩んでいませんか?特に20代から始めようとする場合、資金面のハードルは非常に高く感じられることでしょう。

この記事では、将来の不動産投資に向けた自己資金作りの最適解として、インデックスファンドを活用した長期的な資産形成のステップについて解説します。

不動産投資への参入ハードルと準備期間の過ごし方

不動産投資に参入しようとすると、ある程度の年収や自己資金が必要になってきます。そのため、20代から始めようと思っても、どうしても年収が低かったり自己資金が貯まっていなかったりすることで、参入へのハードルはかなり高いのが現状です。

しかし、その期間に不動産投資の勉強をして知識を蓄えること、そして自己資金を貯めながら年収を上げる努力をすることは非常に重要だと思います。貯金ができて初めて投資は成り立つものですが、資金を作るための選択肢として「インデックスファンドへの投資」があります。

長期視点での資産形成シミュレーション

例えば、5,000万円以上の金融資産を築こうと思えば、10年や20年といった歳月が必要です。その際、貯金と並行して株式投資を行い、資産を効率よく増やしていく必要があります。20年も経てば、投資した金額が2倍から3倍になることは、最低限のシミュレーションでも十分にあり得ます。

したがって、不動産投資への参入を目指すのであれば、以下のステップが求められます。

  • インデックスファンドでの資産形成を軸に考える
  • 知識の習得と勉強を継続する
  • 10年、20年という長い時間をかけて資産と知識を同時に育てていく

このように長期的な視点で準備を進めることで、着実に不動産投資への道が開けるはずです。

資産拡大のスピードとインデックス投資の特性

インデックス投資は、10年、20年という長い年月をかけて資産を築こうと思えば、毎月の積み立て投資になっていきます。では、「月5万円の投資で10年後、20年後の未来は変わるのか」と言われれば、それは確実に変わると断言できます。

ただ一方で、2年、3年、もしくは5年の間に大きな資産を築きたいという気持ちがある場合、インデックスファンドへの投資は選択肢に入りません。時間軸を長く取らないと、インデックス投資は本領を発揮しないからです。

もし短期間で株式投資の資産を倍にしようと考えるのでしたら、やはり株価の分析をして銘柄を見つけ、それが上がるだろうと信じるほかに方法はありません。それでプラスになるかマイナスになるかは、確率50%だと思います。大きく資産を増やす可能性がある一方、大きく資産を減らす可能性もある、それが個別銘柄への集中投資です。

したがって、次のどちらかの戦略を選ばなければなりません。

投資戦略 特徴
インデックス投資 複利運用で、ゆっくりと成長していく資産のスピードを受け入れる
個別株戦略 短期で大きく増やそうとするための集中投資を行う

ただ一つ言えるのは、インデックスファンドでの投資は、たとえ資産拡大のスピードは遅く時間がかかったとしても、その時間さえ味方につければ、ほぼ間違いなく投資した金額の2倍、3倍になってリターンが返ってくるということです。

そうすると、自分が株式投資にほとんどの時間を使わなかったとしても、自然にお金が増えるフェーズに入ってきます。複利で運用している実感というのは、後半になればなるほど分かってくるものだと思います。

確実な道を歩むか、勝負をする道を選ぶか

あなたはどちらの道を選びたいと思うでしょうか。資産を築くためには、確実な道を選ぶか、それとも勝負する道を選ぶかの1つを選択しなければなりません。

私は株式投資を始めた当初、株というのは安く買って高く売るものだと思っていました。高く売ることでその差額を利益にする、そのように考えていたのです。しかし、実際にそのやり方で上手くいくことはありませんでした。ですから、私の場合は迷わず「確実な道を歩む」という選択をします。

投資の世界においてそれがどういうことかと言いますと、インデックスファンドへの投資に徹することです。これが唯一の道だと私は考えています。

「時間がかかりすぎて、それではお金持ちになれないじゃないか」という声も聞こえてきそうですが、それは当然のことでしょう。ただ、それは自分自身の貯金額(入金力)が少ないことが原因です。株式投資の運用益が低いからではありません。

そのような理由でインデックス投資を選ばないというのは、経験者から見れば注目すべきポイントがずれていると思います。

投資において最も大切なポイント

もし十分な運用リターンが得られないのだとしたら、まず注目すべきは「どれだけ貯金ができるか」です。自分の収入の中から支出を引いて、その余剰金をどれだけ多く作れるか。これが投資において最も大切なポイントになります。

ここは投資の成績というよりは、考え方や目標設定の問題です。その目標によって、自分が今いくら積み立てなければいけないのかが変わってきます。もし目標とする金額に到達しないのであれば、以下のいずれかが必要になります。

  • 運用期間を延ばす
  • 積立額を増やす
  • 投資手法や戦略を見直す

短期間で大きく稼ぎたいと思えば、それはそれでいいでしょう。自分のお金をどう使うかは周りがとやかく言うことではありません。

ただ、この10年以上の経験を振り返ってみると、インデックスファンドへの投資という選択は自分にぴったり合っていたのだと思います。たとえ運用リターンが少なかったとしても、年間の入金額が300万、400万、500万といった大きな金額になってくれば、それだけで十分に資産は増えていきます。

わずかな資金で大きなリターンを得ようと短期トレードを繰り返すトレーダーよりも、3年から5年といったスパンで見れば、こちらの方が確実にプラスになっていると確信しています。どちらの道を選ぶかは目標設定次第ですが、それを投資家自身がしっかり見極めることが重要です。

10年の積立が不動産投資への道を切り開く

収益不動産も視野に入ようとなった時には、新築木造アパートや築古木造アパートといった収益物件が選択肢に入ってくるでしょう。価格が1億円〜1億5000万円ほどになってくると、自己資金は1000万円以上、さらに金融資産の背景として3000万円から5000万円ほど持っていないと、なかなか融資を受けることができません。

もちろん年収の要件も必要ですが、それ以上に金融資産の額がより大事になってきます。では、その3000万円から5000万円という資産をどのように作るのか。私自身を振り返ってみると、それはインデックス投資のおかげだったと考えています。

10年前、不動産投資をしようと思い物件を探していた頃、不動産業者を回ってもワンルームマンションの融資の基準にすら乗らない状態でした。当時は金融資産も年収も十分ではありませんでした。しかし、そこから10年が経ち、ようやく物件を購入できる属性まで成長することができました。

これは一重に、インデックス投資で資産を効率よく増やせたからだと思います。もしインデックス投資をしていなければ、資産は今の半分程度に留まっていたかもしれません。そう考えると、若いうちから積立投資を継続した期間は、銀行から融資を受けてレバレッジをかけ、不動産を購入するために必要な過程だったのだと改めて感じています。

王道の投資を人生の軸にする

不動産投資で一棟収益不動産に参入できる属性になるまで、約10年以上かかりました。その間、区分マンション、戸建、地方の築古アパートなど、あらゆる検討をしました。しかし、その期間にたくさんの勉強ができたのではないかと思っています。

「早く始めたい」という気持ちは、誰もが持つものです。ただ、焦るあまり条件を妥協して、フルローン、サブリース、といったワードに飛びつくのはあまり良くありません。その期間に参入できないのであれば、それは自分がまだ参入できる属性に達していないということです。

ですから、今は歯を食いしばって仕事を頑張り、年収を上げ、金融機関の融資のテーブルに乗るまでお金を貯めなければいけません。その期間をただの貯金だけで過ごすとスピードが遅くなってしまいます。そこで、自己資金を貯めるために最も確実で効率が良い方法が「インデックス投資」だと私は考えています。

実際に私も、10年以上のインデックス投資を積み立てたことで大きな資産を築くことができ、結果として不動産投資のために銀行から融資を受けられる属性に至ることができました。

「インデックス投資は時間がかかりすぎる」「そんなことをしていたら老後になってしまう」といった意見があることは知っています。だからといって、高利回りのファンドに手を出したり、短期売買を繰り返したりして、結局お金を失っている人をたくさん見てきました。

周りからどれだけ「時間がかかる」「遅い」「非効率だ」と言われても、私はこの方法を人生の投資の軸にしているため、やめることはありません。誰が何と言おうと、最終的には着実に資産を築けていると自負しています。「お金の貯まりが遅い」と思うのであれば、入金額を増やせばいいだけの話です。

人生の軸となる金融資産の投資は、より安全で確実なものであるべきです。もちろんその過程で、気分転換に高配当ETFを買ってみたり、J-REITや個別銘柄を買ってみたりするのは個人の判断なので自由です。しかし、ベースとなるのはインデックスファンドでの全世界投資であり、長期運用という軸を外してはいけません。

まとめ:着実に資産を築く

長期運用の軸を持たなければ、不動産投資をしたいと思っていても、なかなか十分な自己資金を貯めることができないでしょう。世の中にはクラウドファンディングのような「利回り十数パーセント」といった魅力的な商品が並んでいますが、投資に関しては王道を歩むべきだと考えています。

利回りやリターンの高さよりも、入金額を増やして元本を厚くする。この考え方がとても大切です。この考え方に納得し、インデックス投資で金融資産を築くことができれば、不動産投資に参入するための「5,000万円」という目標に達することができるはずです。

不動産投資は借金が怖い?失敗しない一棟物件の選び方と融資の現実

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不動産投資は借金が怖い?失敗しない一棟物件の選び方と融資の現実

「不動産投資を始めたいけれど、多額の借金を背負うのが怖い」と悩んでいませんか。自己資金で買える手頃な物件から始めるべきか、思い切って一棟物件に挑戦すべきか、多くの人が直面する問題です。この記事では、区分マンション投資のシビアな現実と、会社員に適した一棟収益不動産の選び方について解説します。

不動産投資と借金に対する不安

「借金が怖い」という思いは、私の中にもありました。不動産投資を始めようとした当初、ファミリータイプの分譲マンションで、価格は2,000万円から3,000万円といった物件を探していました。その金額なら手元にお金があり、借金漬けにならずに自分の預貯金の範囲内で返せると思ったからです。

親からも「借金はするな」とずっと言われて育ちました。実際に親も、私が社会人になり働き始めるまで、住宅ローンやカーローンを含め借金をしたことは一度もありませんでした。車は現金で購入し、住まいもずっと賃貸という環境でした。

私が働き始めてから、親が自宅を購入することになりました。その際も、半分以上の頭金を入れ、住宅ローンの返済期間も10年という非常に短期間に設定しました。親からの教えもあり、借金をして不動産投資をするという発想は、そもそも頭にありませんでした。

自宅購入から学んだローンの考え方

私自身、初めて借り入れを行ったのは自分の自宅を購入する時です。不動産は高額なので、手元の資金だけで買えるものではありません。その際に考えたのは、家賃よりも低い金額でローンを返済できるなら、どちらにせよ支払う住居費として金額が低い方を選べば合理的だということでした。

当時の家賃より少ない金額の中に、ローンの返済、固定資産税、管理費、修繕積立金、駐車場代などがすべて収まるなら購入した方が良いと考えました。そうして自宅を購入して分かったことは、自分で返済しなければならない負債は、できる限り期間を短くし、金額も少ない方がいいということでした。

区分マンション投資のシミュレーションと現実

区分マンションを購入し、賃貸として貸し出す。金額がそこまで大きくなく、自分の給料の中から補填できる範囲内で投資をしようとすると、1,000万円から3,000万円ほどが現実的な数字でした。多くの方が同じように考える手堅い投資に見えます。

しかし、ファミリータイプも含めて区分マンションの収支シミュレーションを行った際、なかなか思うような結果にならない現実に直面しました。借入を行い、返済を含めると、年間のキャッシュフローは20万円ほどしか手元に残りません。

1,000万円を投入して借り入れまで行い、得られるキャッシュフローが年間20万円であれば、正直なところ株式投資の方がリターンが高いと言えます。レバレッジも大きくかけられず、年間20万円程度のキャッシュフローでは、あってもなくても大差ないという結論に至りました。

【ポイント】
区分マンションへの投資は、投資金額が小さくリスクが少ないように見えますが、キャッシュフローがほとんど出ず、土地も手に入りません。表面上の数字だけでは見えない大きなリスクを抱えることになります。

一棟収益不動産への挑戦と物件選び

不動産に興味を持ち始めた10年以上前の当時は、年収400万円台、金融資産も500万円程度でした。融資が受けられる不安もあり、一棟収益不動産は自分の対象外だと思っていました。しかし、将来の相続などを考えた時に不動産投資と向き合う必要があり、リスクを把握するための勉強を始めました。

そこで、購入すべき物件は一棟収益不動産しかないと思い至り、物件を探すようになりました。楽待や健美家などを見に行けば、表面利回り9%、10%、12%といった高利回りの物件が多く掲載されています。私自身もRC(鉄筋コンクリート)マンションに住んでいた経験から、築年数に妥協して利回りを上げたRC物件が良いと考えていました。

築古高利回り物件のリスクと出口戦略

今振り返ってみると、この考え方自体に無理がありました。築30年のRCマンションを購入した場合、たとえ利回りが高くても融資期間を長く設定できません。自分が10年保有した後に売却しようとすると築40年の物件となり、次の買い手が長期ローンを組めなくなります。

次の人は自己資金を多く入れなければ購入できず、キャッシュフローも出せません。結果として、築40年の物件を売却するのは至難の業になってしまいます。一生保有するには、以下の条件が必要になります。

  • 修繕リスクを把握し、主体的に不動産賃貸業の経営に携わる覚悟
  • 突発的な修繕に対応できる十分な手元資金(ストック資産)

不動産投資で最も考えなければならないのは、「自分が購入して10年、20年運営した後に、次の購入者がしっかりと長期の融資を引けるかどうか」です。その重要性に気がつき、出口戦略まで見据えた耐用年数の長い物件を対象に決めました。

新築RCマンションの融資打診と失敗の教訓

築浅のRCマンションは市場にほとんどなく、希望に合う対象は必然的に新築物件に限られました。そこで地元の建設会社に相談し、約2億円の融資枠の目安を得て、条件に合う物件を紹介してもらいました。不動産屋と建設会社を介して、地元の銀行2行へ融資を打診しました。

結果として、1行目からはすぐに融資不可の回答が届き、本命のもう1行も本店決済で「融資不可」となりました。要因として考えられるのは自己資金の割合です。自己資金として4,000万円求められたところを、手元に現金を残すために2,000万円に下げたことが影響しました。

2億円の物件に対して自己資金を下げたことで、税引前のキャッシュフロー率が1%を大きく下回り、利回りにすると年間200万円程度になりました。銀行側からは、シミュレーション上のキャッシュフローが十分に確保できないと判断されたと推測しています。

【注意喚起】
RCマンションは規模が大きく、多額の自己資金を要します。自己資金を多く入れればキャッシュフローは増えますが、手元の現金が減るトレードオフの関係にあります。会社員にとってレバレッジを効かせにくく、投資効率が悪くなる側面があります。

融資不可からの気づきと方向転換

当時は落ち込みましたが、結果的に融資してもらえなかったことは良かったと感じています。地方都市で2億、3億の物件を持ってしまうと、次に売る時の買い手が限られてしまいます。購入時の競合が少ないということは、売却時に「買いたい」と思う人も少ないという事実を認識しておかなければなりません。

都心部や大阪市内、名古屋の中心部といった場所で土地比率が高い物件を購入し、長期融資を引き出して最終的に土地建物を残す戦略なら成り立ちます。しかし、当時の私の状況には適していませんでした。

会社員に適した不動産投資とは

一棟収益不動産の中にも、やるべき投資と避けるべき投資の両方が存在します。私は最終的に、新築木造アパートを選び、1棟1億円前後の物件に投資をしています。会社員にとって、自己資金を低く抑えられ、銀行融資も引き出しやすい新築木造アパートは効果的です。

物件種別 特徴と会社員への適性
区分マンション 投資額は小さいが、キャッシュフローが少なく土地も残らない
築古RCマンション 利回りは高いが、次の買い手が長期ローンを組めず売却が極めて困難
新築木造アパート 自己資金を抑えやすく融資も引き出しやすい。利回りの見極めが重要

ただ、新築木造アパートでも、表面利回りが5%前後で「フルローンが出る」「サブリースがある」といった物件には注意が必要です。1億円を投資して手残りが年間十数万円しかないケースも実際にあります。不動産投資のデータとして、以下の基準を持っておくことが有効です。

不動産投資における健全なキャッシュフローの目安として、1億円の投資に対して手残りで100万円から150万円程度は確保するべきです。

しっかりと立地・物件・金額・利回りを選定し、修繕リスクを考慮した収支バランスを見極める必要があります。これらを総合的に検討した上で、バランスの良い物件を購入していくことが重要です。

まとめ

区分マンション投資のリスクから、一棟収益不動産の選び方、そして新築木造アパートの有効性までを実体験に基づいて解説しました。借金への恐怖から安易に少額の投資を選ぶと、かえって手残りが少なくなり、リスクを高める現実があります。

不動産投資を成功させるには、将来の修繕リスクや次の購入者の融資環境を含めた全体像を把握することが大切です。自分にとって最適なバランスの物件選びを実践し、着実な資産形成を目指していきましょう。

1年で資産3000万円増。時間を使わないインデックス投資の本質

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1年で資産3000万円増。時間を使わないインデックス投資の本質

共働きで毎日忙しく、資産運用に時間をかけられないと悩んでいませんか。

限られた生活の中で大きな資産を築くには、お金を自分の分身として上手に働かせる視点が欠かせません。本記事では、年に1分も時間をかけずに資産を大きく増やした運用方針と、時間効率を最大化する考え方について解説します。

1年で資産が3000万増加したインデックス投資の恩恵

2025年の株式相場を振り返ると、かなり良かった年だと感じています。

私自身、株式投資はインデックスファンドに限定しています。年に1分も株式投資に時間を使わなくても、1年で資産が3,000万円増えていました。2024年は資産が2,000万円の増加であったため、この2年間で金融資産が5,000万円ほど増える結果となりました。

個別株投資における懸念とリスク

もちろん、最近話題になったキオクシアの株のように、株価が30倍以上になるような銘柄もあります。しかし、そういった銘柄を事前に見当てることは非常に困難です。

特定の1社を信じて30年、50年と保有し続ける自信を持つのは難しく、中には倒産して価値がゼロになり、有価証券が紙くずになるリスクも考えられます。

さらに、新しい新興企業が登場することで、保有している銘柄が指数から外されて株価が上がらなくなり、後悔することも懸念材料になります。

運用手法 特徴・懸念点
個別株投資 事前の銘柄選定が極めて困難。長期保有時の倒産リスクや株価低迷の不安が伴う。
インデックス投資 特定の企業に依存しない。運用時間を極限まで削り、市場全体に投資できる。

インデックス投資の何が素晴らしいのか、少しお話ししたいと思います。最大のメリットは、「何もしなくてもいい」にもかかわらず、最高の結果を得られる可能性があるという点です。

インデックス投資が持つ本質的な強み
  • 倒産のリスクがなく、価値がゼロになることがない
  • 企業の集合体である指数である以上、どれだけ下落したとしても必ず回復してくる
  • 下落したタイミングでも、自信を持って追加投資できる勇気と安心感を与えてくれる

運用金額にもよりますが、年に1分も時間を使わずに、1年後に蓋を開けてみたら資産が3,000万円も勝手に増えていた、という現象が起こり得るのもインデックス投資の凄さです。同じ金額を運用していれば、誰もが同じ結果を享受できます。

資産増加に気づいたきっかけと資産把握

もともと私は1年にいくら資産が増えようと、あまり気にすることはありません。たまたま運用成績が良かっただけで、株価が下がって1500万円マイナスになるということもあり得るからです。資産形成の過程において、いくら増えた減ったと一喜一憂することはあまり意味のないことだと考えています。

今回資産の増加を正確に把握したのは、大阪市内で3棟目となる物件を購入するにあたり、銀行の融資を受けるための提出資料として資産の棚卸しをしたことがきっかけです。

  • 去年、2棟目の物件を購入した際にも全体の金融資産を算出している
  • その時の金額と、今回の棚卸しで確認した合計額を比較した
  • その差額が、約3,000万円ほどになっていた

私自身もこれほど増えているとは思っておらず、自分でも少し驚いたというのが本音です。

資産運用は「お金に働いてもらう」感覚が必須

私自身、資産運用そのものに多くの時間を使っているわけではありません。知識を習得するための勉強に時間を割くことは非常に大切ですが、一度身についてしまえば、その都度運用に膨大な時間を費やす必要はなくなります。非常に費用対効果の高い投資だと言えます。

投資において陥りやすい注意点があります。

労働による運用方針に注意
常に資産運用に付きっきりになり、事あるごとに株式の売買を繰り返したり、不動産、FX、ゴールドなどの値動きを追い続けていると、いくら時間があっても足りません。夜遅くまで相場を気にして、昼間の仕事が手につかない状態では、大きな資産を築くことは困難です。

もし運用に多くの時間を奪われているのであれば、結局「あなた自身が働いている」ことになってしまいます。お金というのは、いわば自分の分身のような存在です。資産運用においては、いかにお金を自分のために働かせるかという考え方を身につけることが必須です。

リアルな生活を楽しみながら資産を増やす

私たちは会社員として働き、家に帰れば子供の世話などの役割もあります。私たちは、リアルな生活を楽しむべきです。仕事に打ち込み、家族を大切にし、週末には家族との時間を過ごす。それは何事にも代えがたい経験です。

もしお金の心配ばかりをしていたら、将来、子供が「留学に行きたい」「医学部に行きたい」と言い出したときに、快く送り出してあげられないかもしれません。だからこそ、自分自身が「オーナー」としてどのように振る舞うべきかというマインドを持つ必要があります。

投資初心者へのメッセージ:確かな知識と行動指針

お金を所有するオーナーとして、どのように振る舞っていくのかを考え、日々の行動に落とし込むことが大切です。

例えば「株式を一生売らない」という運用方針でいくのであれば、配当だけで運用方法を考える必要があります。配当はすぐには増えないため、時間を効率よく活用して資産を増やす際に、レバレッジをかける選択肢や、株式投資と不動産投資の比較検討が必要になってきます。

すでに10年以上の運用経験があり、手法を確立されている方であれば自己責任の範囲で行えます。しかし、投資初心者にとっては、これから自分がやろうとしていることの正解を見つけるのは難しいものです。

本を読めば多様な投資手法が存在し、「特定の個別銘柄で100万円を1億円にした」という話も見かけます。しかしそれが正解かどうかは、自分自身が経験してみないことには分かりません。

まとめ

より堅実な道を歩みたいと思うのであれば、しっかりとしたお金の知識を身につけることが大切です。周りに流されない意見や、自分なりの行動指針を持っておくべきでしょう。

自分の時間を使わずに、いかにお金を働かせるか。費用対効果や時間効率を考え、上手に運用していくための知恵を絞り、行動していくことが求められています。

新NISAはどう使う?共働き夫婦向け上手な積立投資活用法

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新NISAはどう使う?共働き夫婦向け上手な積立投資活用法

2024年から始まった新NISA制度。フルタイムで共働きで働いているけれど、どのように活用するのがいいのか悩んでいる方もいると思います。

つみたて投資枠と成長投資枠の両方を使ったほうがいいのか、つみたて投資枠だけでいいのか、迷うポイントです。

フルタイム共働き世帯専門FPで、自身も新NISAを活用し、かつ資産1億円を達成したファイナンシャルプランナーが、新NISAの上手な活用方法について解説します。

1,800万円の非課税枠をどう使う?

まず最初に悩むのが、1人1,800万円の非課税枠をどのように活用していくかだと思います。使い方による期間の違いを見てみましょう。

投資方法 年間の利用額 1,800万円まで
つみたて投資枠のみ 上限120万円 15年
両方を併用 上限360万円(つみたて120万+成長240万) 5年

投資効率を考えた場合は、年に360万円を投資して全ての枠を5年で使い切る方が、長期投資においては効率がいいのは間違いありません。

しかし、年に360万円(夫婦でいえば720万円)もの金額を投資に回せる家庭というのは、ほとんどいないのではないかと思います。

積立投資は「毎月の一括投資」と同じ

投資効率を考えるときによく議題に上がるのが、「積立投資がいいのか、一括投資がいいのか」ということです。

もちろん、手元に十分な余剰資金があってすぐに投資できるのであれば、一括投資が効率面で優れているのは間違いありません。 しかし、手元に2,000万円や3,000万円もの資金がある方は決して多くはないでしょう。

2,000〜3,000万円を一括投資しようと思えば、その倍にあたる5,000〜6,000万円ほどの手元資金がないと、なかなか全額を投資に回すわけにはいかないのが現実だと思います。

では、実際にどのような方法が現実的で続けやすいのかというと、やはり積立投資になります。

積立投資は毎月一定額を積み立てるため、資金を「分割」しているイメージがあるかもしれません。しかし、例えば手元に10万円あり、その10万円を毎月積み立てているのであれば、それは「投資に回せる最大限の資金を、毎月分割して支払っている」ことになります。

具体例:手取り50万円の世帯の場合

夫婦でそれぞれ10万円ずつ、計20万円を投資に回し、残りの30万円で生活をやりくりするとします。

このように、手元にまとまった余剰資金がない状態で、今ある最大限の資金を上限まで投資に回しているのであれば、それはある意味で「毎月一括投資をしている」のと同じような効果があると言えるでしょう。

積立投資枠をフルに活用して、年間120万円、夫婦でいうと240万円を最大限活用するのが、最も効果的な方法だと考えています。

すでに資産形成を終えている方や、まとまった資金を投資に回せる方にとっては、一括投資か積立投資かを選択する余地があるでしょう。しかし、これから大きな資産を築きたいと考えている方で、手元にまとまった資金を投資できるだけの余力がない場合は、積立投資で資産形成をする方法以外に選択肢は少ないのではないでしょうか。

手元に金融資産があっても積立投資を勧める理由

例えば、手元に金融資産として1,000万円や2,000万円があるとして、「その資金をどのように効率よく運用すればいいですか」と聞かれたとしても、私自身は「その半分の1,000万円を一括投資にしましょう」とは提案しません。

それよりも、以下のような運用をおすすめします。

おすすめの運用スタイル
年間1,800万円の非課税枠のうち、年間120万円の積立投資枠を最大限使って、毎月10万円ずつ積立投資をする。夫婦であれば、年間240万円(月20万円ずつ)の積立投資。

金融資産があっても積立投資を勧めるのは、初心者やこれから始める人にとって、10%や20%の値動きに対する耐性がなかなかないのが正直なところだからです。

手元資金の運用を始めて5年、10年してくれば日々の値動きには耐性ができますが、経験がないときに、自分の大切な資産で大きな金額を動かすというのは、あまり得策ではないように思います。

私自身の運用方針

私自身も、生活用資金以外にある程度の現金を保有しており、一括投資できる余力はありますが、それでも毎日、積立投資などの継続をしています。

新NISAの枠の中でも積立投資枠しか使っておらず、成長投資枠は使うことも考えていません。積立投資枠の中で、年に120万円、夫婦で240万円を15年で使う計画です。

余剰資金に応じた積立割合の目安

各家庭の状況に合わせて、無理のない範囲で投資額を決めることが大切です。具体的な目安を見てみましょう。

年間余剰資金 推奨する積立額と理由
300万円の場合 月10〜12万円(年間120万〜150万程度)の積立。
夫婦で240万円投資すると貯金が60万円しか増えず、生活防衛資金が手薄になる懸念があるため。
500万円の場合 月20万円(年間240万円)の積立。
残り250万円が現金として積み上がるため、株価下落への心理的備えが確保できる。

余剰資金が300万円の場合、投資に回しすぎると生活防衛資金が手薄になってしまうリスクがあります。

年間余剰資金が300万円の世帯では、生活用資金の確保を優先し、150万円ほどを積立に回すとして、月10〜12万円を積み立て、年間120万円の枠を使う割合がいいと思います。

まとめ:共働き世帯には積立投資がおすすめ

これから資産形成をしていきたいフルタイムの共働き世帯にとって、最も望ましいのは積立投資を選択することだと思います。

仮に一括投資ができる資金があったとしても、投資初心者の方であれば、積立投資の方がより良い選択となるでしょう。積立投資のメリットは、以下の通りです。

  • 心理的な耐性の構築
    積立投資枠が小さいうちから徐々に始めていくことで、投資枠の成長とともに、自分自身の心理的な下落リスクに対する耐性もついていきます。逆に一括投資の場合だと、このプロセスを踏むことができません。
  • 確実な資産形成
    複利の効果を最初は少ないと感じることもあるでしょう。しかし、それでもいいと思います。それよりも着実に資産を積み上げていくことの方が、よっぽど大切です。

特に「失敗したくない」と考えている共働き世帯や、仕事が忙しくて資産運用にあまり時間をかけられない方にとって、全く手間をかけずにできるのがインデックス投資です。

もちろん、この決断が自分にとって良いものだと納得していなければ、長続きはしません。そのため、この方法でやっていくんだという覚悟を持つための勉強は必要です。ただ、一度その覚悟を持ってスタートしてしまえば、あとはほったらかしで継続するだけで、大きな資産を築いていけます。

フルタイム共働き夫婦が資産1億円を達成!経済的自由への戦略

フルタイム共働き夫婦が資産1億円を達成!経済的自由への戦略

資産1億円を貯める道のりは、自分たちが手に入れたい理想の未来を実現するための、一つの節目に過ぎません。資産からの収入を得て、経済的自由を達成したい。お金に困ることのない生活を手に入れたい。そういった強い思いが、結果的に大きな資産を作っていくのだと感じています。

この記事では、手取りが少ない、物価高で大変といった状況の中で、資産1億円を達成し経済的自由を手に入れたフルタイム共働き世帯専門のファイナンシャルプランナーが、どのようにして資産1億円を達成したのか、その具体的な戦略について紹介します。

ファイナンシャルプランナーだから資産を築けたわけではない

ファイナンシャルプランナーと聞くと、「お金に詳しそう」「家計管理が上手そう」「資産運用のことをよく知っていそう」と思われる方もいます。しかし、ファイナンシャルプランナーだから金融知識に詳しいかというと、実はそうではありません。

私自身、ファイナンシャルプランナーの資格は取得しましたが、その資格を取る前には、すでに資産運用の知識や経験を豊富に持っていました。それを補う形として資格を取得したというのが実際のところです。

大学を卒業して、多くの方がそうするように、就職サイトで会社を見つけ、面接を受けて内定をもらい、中小企業に就職をしました。初任給は額面で20万円ほどだったと記憶しています。給料をもらえば社会保険料や住民税、所得税などが引かれ、手取りではほとんど残らないということを経験しました。

その「手取りが少ない」という違和感こそが、自分で何とかしなければいけないという思いにさせてくれ、自分自身で資産運用の勉強をしながら資産を築いてきたように思います。そのため、私自身が経験してきたことというのは、フルタイムで働く会社員の方々にとっても同じように経験する道のりであると考えています。

金融業界の経験やFP等資格は必須条件ではない。
「金融業界で働かないと資産が増えないのか」「ファイナンシャルプランナーのような資格が必要なのか」といった疑問がありますが、決してそうではありません。

資産運用の絶対条件「先取り貯金」の大切さ

SNSを見れば、「貯金では資産は増えない」「貯金はインフレに負ける」といった論調があるのは理解しています。私自身も、確かに貯金というのはインフレに勝てませんし、大きな資産を築いていきたいと思った時に、貯金だけではなかなか自分たちが理想とする生活を手に入れられないと思います。

一方で、貯金をすることができなければ、いくら資産運用をしても投資の元本はなかなか増えていきません。元本が増えなければ、運用リターンも得られません。

リスクに対する注意喚起
もし元本が少ない状態で「より大きなお金を儲けたい」「短期間で儲けたい」という思いがあるのであれば、やっていることはとてもリスキーなことです。

資産運用をするにせよ、大きな資産を築きたいと思うにせよ、必ずやらなければいけないこと。それが「先取り貯金」になります。この考えなしに、お金が一生貯まることはありません。

SNSでの論調というのは、この先取り貯金ができた上で「貯金だけでは資産が増えない」と言っています。先取り貯金もできていない人が資産運用をしたところで、必ず大きな損失を出すか、もしくは途中で売却をして長く資産形成ができず、結果的に市場から退場することになるのだと思います。

先取り貯金というのは、資産を築く上で最も大切な部分であり、根底になる部分です。ここをおろそかにしてはいけません。私たち夫婦も、社会人になりたての頃から、手取りが少ない中で月3万円という金額を積立定期に回していました。この月3万円の積立定期というのは、今でも継続しています。

夫婦で協力し合う資産形成のステップ

資産を築いていく上で、夫婦で協力してやっていくというのは、とても大切です。

例えば、片方はゴルフが趣味、もう片方はヨガが趣味だとします。お互いの趣味にお金を使うことについて、合意の上で納得しており、今の生活を充実させることができているのであれば良いのかもしれません。ただ、将来に向けてより多くの資産を築きたい、子どもが生まれたときには教育費をしっかり出してあげたい、あるいは老後資金を準備したいと考えるのであれば、ある種の「選択」が必要になってきます。

今の生活を充実させているだけでは、生活水準はどんどん上がっていってしまいます。教育資金の積み立てや貯金、老後資金の準備といったものが後回しになりかねません。30代のうちならまだいいですが、40代、50代になるとそれらが現実味を帯びてきますし、介護の問題が発生したり、準備のための時間がなくなってきたりするという側面もあります。

資産を築いていきたいと思っているのであれば、まずは夫婦で協力して資産形成に取り組むことを話し合う必要があります。

具体的なシミュレーション例

一つの参考として、私たち夫婦がどのように資産運用を行ってきたかをご紹介します。私たちは「先取り貯金」の考え方を取り入れ、以下のような目標から逆算してシミュレーションを行いました。

項目 教育資金の準備 老後資金の準備
目的・背景 夫婦共に経験した留学を子どもにもさせてあげたい 現在の生活水準(年間支出約400万円)の維持
目標金額・不足分 学費を含め年間1,000万円、4年間で合計4,000万円 年金でカバーできない月々20万円(年間240万円)
実行計画 子どもが18歳になるまで約20年かけて積み立て。年利3%で逆算し「月々約10万円」を投資 4%ルールに基づき逆算。約6,000万円の資産を構築し、資産収入で賄う

このように、自分たちが望む生活を実現するために「いつまでに、いくら、何のために貯めたいのか」を具体的に話し合い、シミュレーションを重ねてきた結果が今に繋がっています。目標に向かって日々二人で歩んでいくこと。そのために夫婦で協力し合うことが、何よりも重要だと感じています。

社会人の資産運用学習は実践あるのみ

社会人になってからの勉強というのは、自分の好きなことだけを勉強すればいいからです。

特に資産運用の勉強というのは、今の生活に直結しています。お金の心配をしない生活を手に入れたい、子供の教育費をしっかり準備してあげたい、あるいは将来の老後に備えておきたい。そうやって今の暮らしを守るためにする勉強というのは、非常に興味深いものになるはずです。

資産運用の勉強には、次のような特徴があります。

  • 成果が可視化されやすい:勉強すればするほど知識が深まり、それに伴って成果が見えてくるのが社会人の勉強であり資産運用の醍醐味。
  • 試行錯誤が必要である:最初は何が正しく不要な情報か見分けがつきません。効率の悪い方法を経験して初めて、自分にとって何が効果的かが見えてきます。
  • 実践こそが最大の学び:情報を比較しているだけでは資産は築けません。まずはどんなジャンルの本でもいいので勉強し、一度やってみる経験が大切です。

もちろん、コアとなる大きな資金を動かしてはいけません。損失を出してしまえばリカバリーが難しくなるからです。まずは10万、20万といった少額で試してみるのが一つの方法です。本に書かれている内容が本当に再現できるのかどうかを自分自身で体験してみる。それが一番の勉強になります。

「損失を出すことを推奨しているのか」と思われるかもしれません。どうしても失敗したくないという気持ちになるのも分かります。しかし、分からないから不安なのであって、やり方を理解していけば、その不安は自信に変わっていきます。不安を解消するためにこそ、学習をして知識を取り入れるべきなのです。

本当の資産家(億万長者)のリアルな姿

多くの方は、資産家というのはたくさんのお金を使って、大きな家に住み、高級車に乗り、ビジネスクラスで旅行に行っているといったイメージがあるかと思います。しかしそのイメージは、本当にお金をたくさん持っている資産家の一般像ではありません。それは高額所得者の一般像です。

ニュースでは、富裕層の人たちが絵画の購入や宝石を買っている様子が見られることもあります。実際に高額所得者で多くの資産を持っている人の中にはそういった方もいますが、一般的に億万長者というのは、そうしたイメージには該当しない方がほとんどです。それは、お金を貯める目的や、所得を得る目的が違うからです。

実際に富裕層になった人たちは、収入は高くても、支出に関しては平均的な家庭と同じような水準に抑えています。彼らにとって収入の目的とは「お金に困らない生活を手に入れるためのもの」であり、見栄を張るためや自分の欲を満たすためのものではありません。

億万長者にとって必要なのは内面的な豊かさです。
・お金の心配をせずに人生を歩むこと
・外部的な要因によって経済が悪化したとしても、自分たちは影響されずに生活を送り続けられること

大多数の一般的な億万長者というのは、周りから見ても実はそれとは分からない人がほとんどです。目の前で高級車に乗っている人は、実は多額のローンを組んでいるだけかもしれません。本当にお金持ちかどうかは見た目では分かりません。

高級住宅地に住むことで欲求は満たされるかもしれませんが、その欲求を満たすことと、お金に困らない生活を手に入れることはイコールではありません。もし億万長者を目指すのであれば、高級車や高級なスーツといったものには、あまり興味が湧かないのではないかなと思います。

私たち夫婦も、欲を満たす消費や浪費には全く興味はありません。それよりも、今の生活を充実させたり、旅行に行ったり、家族との思い出を作ったりして、日々ある幸せを感じる方が、より気持ちが楽に生きられると考えています。

資産形成は「生き方そのもの」

お金を貯めるために、今の生活を犠牲にして節約をするというのはよくありません。また、将来お金に困らない生活を手に入れるために、今の生活を切り詰めないといけないというのも、同様によくないことです。

お金というのは、自分たちが豊かに生きるため、目標とする生活や未来を手に入れるために必要なものです。そう考えると、お金を貯めたり資産運用をしたりすること自体は、私たちの「生き方そのもの」なのだと思います。

お金に困らない生活を手に入れるための戦略
今の生活を充実させた上で、資産運用でお金を働かせ、未来の収入を築くこと。

生きていく上で我慢ばかりするのは大変です。日々のやりくりをするために支出を一部切り詰めたりする面は必要ですが、毎日ストレスを抱えていたのでは、今生きているこの瞬間を楽しむことができません。

それよりは「先取り貯金」という考え方を取り入れ、将来のために一定の金額を貯金もしくは投資に回す。そうして確保した残りのお金は、今のために自由に使う。そのように考えてもいいのではないでしょうか。

貯金や投資が仕組み化できていれば、残りのお金を使い切ったとしても、将来必要な金額はすでに準備できていることになります。そうすれば、お金のことについて何も心配する必要がない人生が待っているのではないかと思います。

共働き夫婦が資産1億円を目指す!インデックス投資で勝つロードマップ

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共働き夫婦が資産1億円を目指す!インデックス投資で勝つロードマップ

「1億円」と聞くと、どこか遠い世界の話に感じる方も多いと思います。けれど、統計を見てみると、共働き世帯にとって1億円は、決して到達不可能なゴールではありません。将来の教育資金や老後への不安を抱え、確実な資産形成をしたいと考えている方も多いはずです。

今日のテーマは、「市場平均」という考え方が、どのように共働き世帯にとって資産1億円を目指す上で大切になるのかについて解説します。

資産1億円以上の「いつの間にか富裕層」が増加中

純金融資産1億円以上の「富裕層・超富裕層」は、日本全体のおよそ3%にあたります。そして近年は、フルタイム正社員共働きで1億円に到達する「いつの間にか富裕層」が増えていると言われています。

野村総合研究所の最新の推計によれば、純金融資産1億円以上の「富裕層・超富裕層」は2023年時点で約165万世帯。

堅実・確実に資産形成をしていき、子どもに十分な教育資金を捻出したい。自分たちの老後資金もしっかりと貯めたいと思っている共働き夫婦にとって、再現性がある投資をすることが非常に大切になります。

「市場平均」は最高のリターン

投資の世界には、派手に儲けている人の話がたくさん出てきます。個別株で10倍、FXで大儲け、暗号資産で億り人、といった具合です。それを見て、自分もそうなりたいと思う気持ちはよく分かります。私も大儲け話に夢を見ていた時期もありました。

ただ、長く投資を続けてみて行き着いたのは、「市場平均で十分」むしろ、市場平均が「最高のリターン」という結論でした。

S&P500やオルカンの実績と再現性

S&P500の過去の年平均リターンは、長期で見るとおおよそ7〜10%の範囲に収まっています。全世界株式(オルカン)も、過去30年で年平均10%前後のリターンが出ています。もちろん未来を保証するものではありませんし、年によっては大きく下げる場面もあります。

それでも、世界経済全体の成長を取り込むという発想は、個別銘柄特有の倒産リスク等がないため、極めて再現性が高い戦略になり得ると思います。

市場平均を取りに行くということは、言い換えると「平均点で満足する勇気を持つ」ことです。

市場平均=プロが戦った結果の最高点
その「平均点」というのは本当に平均点なのかというと、私はそうではないと思います。プロとプロが戦った結果が平均点になっています。
そして、この平均点というのは、長期で見たときに、その市場平均に勝てるプロが20年でほんの数パーセントにも満たないという結果が出ています。つまり、言葉は平均点となっていますが、実際は最高のリターンであるということが言えると思います。

共働き(ダブルインカム)が投資で圧倒的に有利な理由

共働き世帯が1億円を達成しやすい理由は、大きく三つあります。単身や片働きと比べて、以下のようなアドバンテージがあります。

  • 1. 入金力:収入が多い分、毎月の積立額を多くできる
  • 2. 非課税枠:新NISAの非課税枠が二人分(生涯3,600万円)使える
  • 3. リスク分散:片方の収入が減っても生活を支えられるリスク許容度

入金力は最強の武器

厚生労働省の調査では、共働き夫婦の世帯年収は平均で約770万円台、子育て世帯まで含めると800万円超のレンジになっています。単身や片働きと比べて、収入が多い分、毎月の積立額を多くできる可能性が高いです。

投資の世界では「入金力は最強の武器」になりますが、ダブルインカムである共働き夫婦はそのアドバンテージをフル活用することができる点が大きな強みだと思います。

新NISAを夫婦でフル活用

新NISAは一人あたり生涯1,800万円までが非課税です。夫婦でフル活用すれば、世帯で3,600万円を非課税で運用できます。これは制度上の極めて大きなアドバンテージです。

確かに、片働きでも新NISAの非課税枠がフルで活用できるという点はその通りなのですが、実際にフルで活用するには入金力が必要になってきます。結果、片働きというのは入金力の点において、共働き世帯に少し劣る可能性が高いので、新NISAの非課税枠をフルに活用できない可能性が出てきてしまいます。

リスク許容度を分散できる

片方の収入が一時的に減っても、もう片方の収入で生活を支えられる点も重要です。長期投資で一番大事なのは「途中で売らない」ことです。途中で売らないためには、生活基盤が安定していることと、暴落時でも売らずに買い続ける勇気を持つことの2つの側面が必要だと思います。

生活基盤が安定していても、暴落時に怖くなり売ってしまっては何の意味もありません。売らずに長期で持ち続けるBuy and Hold戦略は資産を築くうえで、最も有効な手段です。夫婦二人で投資の勉強に本気で取組み、なぜ暴落が来ても買い続けるのが最良なのかをお互いに納得し合うことも大切だと思います。

シミュレーションで見る1億円へのロードマップ

実際のシミュレーションで見てみましょう。年平均リターン6%があると仮定しました(市場平均よりやや控えめに試算します)。毎月の積立額によって、資産の増え方は大きく変わります。

積立額(月) 20年後の資産額 1億円到達の目安
10万円 約4,600万円 -
15万円 約6,900万円 25年で約1億400万円
20万円 約9,200万円 22〜23年

「入金額×期間×リターン」の三つのうち、自分でコントロールできるのは入金額と期間だということを理解しなければいけません。リターンはコントロールできません。

だからこそ、自分でコントロールできる「入金力」と「期間」に注力をしなければいけません。リターンというのはコントロールできないからこそ、市場平均という考え方を受け入れ、最高のリターンを手にする必要があると考えています。

不動産投資との併用で収入源を増やす

私自身は、インデックス投資に加えて、キャッシュフロー重視の不動産投資も併用してきました。株式だけでも1億円は十分目指せますが、家賃収入という別の収入源を持つことで、複数の収入源の構築ができます。お金に困らない生活を構築する上での心の豊かさや安定が増したように思えます。

共働き世帯の場合、与信を二人で活用できるという面もあります。ただし、不動産投資には注意点もあります。

不動産投資の注意点
流動性や空室リスクなどがあります。また、ある程度資産背景を持っていないと参入することすらできません。(※区分マンションは気をつけるべき)

そのため、最初の入り口は新NISAでのインデックス投資から始める、というのが王道だと思います。インデックス投資である程度資産を作り、5,000万円ほど資産が出来てきたら、不動産を検討する。という順番が最も効率が良く、不動産投資にも参入しやすいように感じました。

1億円を目指すのに大事にしたいこと

資産1億円を達成するためには、考え方や夫婦の協力関係がとても大切だということをお伝えします。

夫婦で同じ目標を持つということは、大きな効果を生むのではないかと感じています。

私たち夫婦もお互いの目標について話し合いました。価値観が違うので、完全一致しているというわけではありませんが、お金の使い方に関しては、過去喧嘩や口論になったことは一度もありません。

考える時間を持つ

逆に、片方だけお金を貯めようと頑張っている家庭もあるのではないかと思います。でも、片方だけが頑張っても、お金の使い方で喧嘩の原因になる場合も多く、長続きしないのではないかと思います。

年に一度でいいので、家計収支(P/L)と資産の状況(B/S)を二人で考える時間を持つこと。これだけで、喧嘩の原因を減らすことが出来ます。そして、将来の夫婦が理想とする生活に近づいていけるのではないでしょうか。

リアルな生活を充実させる

そしてもう一つ大切なことを一言お伝えします。

市場平均を狙うインデックス投資は、退屈です。毎日チャートを見ても、ほとんど何も起きません。

だからこそ、趣味や家族との時間など、リアルな生活を充実させながら、投資は「お金が働いてくれる」感覚を身に着け、お金を自分のために働かせる。これが、共働き×市場平均であるインデックス投資の正しい付き合い方ではないかと思っています。

まとめ

資産1億円というゴールは、市場平均は最高リターンであるということを腹落ちさせ、入金力と時間(つまり、複利の魔法)を活用することで、共働き夫婦であれば十分に射程圏内に入ります。最も大切なのは、損失を出さないこと、そして再現性がある投資をすることです。

共働き夫婦が資産1億円で経済的自由を得るためのマインドセット

共働き会社員夫婦が資産1億円を貯め経済的自由を達成するマインドセット

会社員として日々働きながら、自分もいつかは資産からの収入をたくさん得て、経済的自由を達成したいと思っている方もいるのではないでしょうか。

経済的自由を達成するためには、考え方がとても大切であるということを紹介したいと思います。

経済的自由とは何か?

私が考える経済的自由は、単にFIREをすることとは異なります。資産からの収入が、労働による収入(つまり会社員として働く収入)を上回っている状態、もしくは年間の生活費を資産からの収入が上回っている状態を指します。

働くか働かないかを自分で選べる状態のこと、それを私は経済的自由と呼んでいます。

お金に働いてもらう

まず、経済的自由を達成するために必要なのは、「お金に働いてもらう」という感覚を身につけることだと思います。

人間は皆、1日24時間しかありません。寝ている時間を考えると、活動できる時間は限られています。その限られた活動時間の中で、どれだけ効率よく働いたとしても、自分が動けなくなれば収入は途絶えてしまいます。ですから、自分が働けなくなったときに収入をどう確保するのかを、あらかじめ考えておかなければなりません。その際に、自分の労働力を「資産」に変えていくプロセスが必要になります。

資産形成のプロセス

もちろん、社会人になって働き始めて10年くらいの間は、資産はそれほど多くはないでしょう。相続があったり、実家が資産家で親からの援助があったりする場合は別ですが、そうした背景がない人がお金を貯める唯一の方法は、やはり働くことです。

会社員であれば、毎月の収入の中から上手にやりくりをして、余剰金を積み立てていくことが不可欠です。その余剰金の一部を投資に回していくわけですが、最初は元本も小さいため、大きな変化は感じられません。しかし、毎月コツコツと積み立て投資を継続することで、元本は着実に大きくなっていきます。

そうして継続していくと、ある時、投資から得られる収入(資産収入)が、労働から得られる収入を上回るタイミングがやってきます。これが、経済的自由を達成したと言える一つの大きな目安です。

質素倹約な生活を心がける

多くの収入を得たとしても、支出をコントロールする能力、つまり質素倹約な生活をしていなければ、お金というのは貯まりません。

節約が一番大事というわけではありませんし、節約をしなければお金が貯まらないというわけではないと思います。ただ、経済的自由を達成するためには、ある程度は質素倹約な生活をしないと、なかなか達成というのは難しいのではないかと思います。

生活費による達成難易度の違い

年間の生活費 経済的自由の難易度
500万円 相対的に低い
1000万円 非常に高い

つまり、経済的自由を早く達成しようとすれば、それだけ支出を抑える必要が出てくるということです。また、現在の収入をベースに考えるのであれば、支出に加えて年間貯金分も含めた金額を、資産からの収入で賄っていかなければなりません。その点も踏まえて考えると、収入が多く、かつ年間貯金額がより多くある人の方が、経済的自由への達成難易度は上がるわけです。

経済的に自立する

子供がいてもいなくても、独身であっても結婚していても、社会人として働き始めて以降は、自立した生活を送るというのはとても大切だと思います。

実家暮らしをすればお金が貯まりやすい側面はあるでしょう。しかし、私はそれはあまり良くないと考えています。収入が少ない中でギリギリのやりくりをしなければならない状況になったときでも、自分たちの収入の範囲内でしっかりとやりくりができる状態になっておくべきです。

これは「習慣」の問題なのかもしれません。若い時期に工夫してやりくりしていく経験は、ずっと活きてくるはずです。「社会や親に少しでも甘えればいい」という意識があると、なかなか自立はしていきません。

経済的自由を達成するために

経済的に自立する習慣を身につけ、質素倹約な生活を心掛け、多くの余剰金を作り、その一部を投資に回していくことがとても大切です。投資というのは、最初は自己投資の割合が多くてもいいはずです。

自己投資と学び

例えば旅行に行く、語学を学ぶ、スキルを磨く、資格を身につける、本を読むといったことに投資をしたらいいのではないかと思います。社会人の勉強は、学びたいことをとことん学べるところが魅力です。AIを活用して勉強するのもいいでしょう。自分に投資をして学んでいかなければ、人は衰退の一途をたどってしまいます。

資産への投資設計

一方で、もう一つ大切なのは、実際の資産に対して投資をしていくことです。具体的には、以下のような設計を同時に行っていきます。

  • バランスシート(貸借対照表)の「資産の部」に入るものに投資をする
  • そこから、損益計算書の「収入欄」にお金が流れる仕組みを作る

余剰金を自己投資に回した分は「収入アップ」という形で自分に返ってきます。そして、質素倹約な生活を続けることでより多くの余剰金を残し、それを資産に変えていくことで資産収入を作ることができます。そうすると、バランスシート全体が膨らんで資産家へと近づき、その資産からさらに収入が生まれていくというサイクルを作ることができます。

まとめ

経済的自由を達成するために何より大切なのは、まずは最初の一歩として、この「お金に働いてもらう」という感覚をしっかりと自分の中に腹落ちさせることだと思います。

経済的に自立する習慣を身につけ、質素倹約な生活を心掛け、多くの余剰金を作り、それを自己投資や資産投資へと回していく。この積み重ねこそが、いずれ経済的自由が見えてくる道筋なのではないでしょうか。

▼ あわせてご覧ください

公式サイト|共働きサラリーマン資産家夫婦の売らないお金の学校
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YouTube|共働きサラリーマン夫婦の資産形成チャンネル
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